ハイ!OKKAです!今回は「ハイボールって何?」ということについて考えてみたいと思います!
ちなみに、ハイボール発祥の地はアメリカですが、アメリカで「ハイボール」と頼んでも、「ウイスキーのソーダ割り」は出てこないそうです。
さらに、ウイスキーの本場スコットランドでは、そもそも「ウイスキーをソーダで割る」という飲み方自体をほとんどしないのだとか。
どうやら、ハイボールを「ウイスキーのソーダ割り」の意味で使っているのは日本だけのようですね。
ウィキベディアによると、ハイボールについて、次のように書かれています。
ハイボール (Highball) とはカクテルの名称。ウイスキーをソーダ水で割ったもの(ウイスキー・ソーダ)が元祖であるが、広義ではスピリッツ、リキュールをソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料や、フレッシュジュースなどアルコールの含まれていない飲料で割ったもの全般を指す。日本では焼酎やウォッカなどをベースとしたカクテルを焼酎ハイボール(チューハイ)と呼んでいる。
わかりやすく表すと、こんな感じでしょうか。
①広義の「ハイボール」
酒類を酒類以外の飲料で割ったもの
②一般的な「ハイボール」
蒸留酒(焼酎・ウォッカ・ウイスキーなど)を炭酸飲料で割ったもの
③狭義の「ハイボール」
ウイスキーを炭酸水で割ったもの
とは言っても、さすがに①の意味で使うことは(海外でも)あんまりないと思います。これだと「氷の入ったカクテル全般」を指すことになっちゃいますからね。(ちなみに、氷の入ったカクテルは一般的に「ロングカクテル」と言います。氷の入ってないのが「ショートカクテル」ですね。)
②の意味ではけっこう使うと思います。
ウイスキーなどをコーラで割れば「コークハイ」(コークハイボール)。
ジンジャエールで割れば「ジンジャーハイ」。
よく使われるのが「チューハイ」ですね。これは「焼酎を炭酸飲料で割った」ものになります。
じゃあ、なんで日本では③の意味で使うことが多いのか。
これはもう「サントリーのせい」だと言ってもいいと思います。
それが証拠に、サントリーの公式HPには、ハイボールについて次のように書いています。
「ハイボール」とは、ウイスキーをソーダで割った飲み方で、カクテルの一種です。
はっきり断定してますね(笑)。
もちろん、日本でも昔から、ウイスキーをソーダで割る「ハイボール」という飲み方はあったのですが、それが流行ったのは1950~60年ごろ。その後はどちらかといえば「水割り」で飲むのが主流だったそうです。
しかし、バブル崩壊以降のウイスキー需要の低迷からなんとか脱出したいというサントリーが取った戦略が「ハイボールを復活させて広める」ことだったんですね。いわゆる「角ハイボール」を広めてブームを起こそうとしたのです。(詳しい経緯はこの記事で!)
この結果は見事に大当たり。
そして、日本では一般的に「ハイボール=ウイスキーのソーダ割り」となったというわけでした!
ちなみに、このブログでも、この「サントリー説」で進めていきますので、よろしくお願いします!
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