12年物ブレンデッドスコッチウイスキー5種類 ハイボール飲み比べ!

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです。

ウイスキーの年代物と言えば、「12年物」がやたら多い印象がありますよね。
ちなみに、「12年物」というのは、「12年間樽熟成したウイスキー」ではありません。
「ブレンドされている原酒の中で、最低の熟成年数が12年」という意味です。

つまり「12年」という表記があれば、そのウイスキーは「12年以上熟成させた原酒」だけで造られているということなんですね。

なぜ12年物が多いかというのは、いろいろな理由がありますが、一言で言えば「味と値段のバランスが一番いいから」ということです。
12年以上だと、味はいいけど値段が高くなる。以下だと値段は抑えられるが、ウイスキーとしての風味が薄くなるということなんですね。
だから、多くのウイスキーは「12年物」が標準となっています。

今回は、そんな「12年物」のブレンデッドスコッチウイスキー5種類をハイボールで飲み比べていきます!

その5種類はこちら!

左から「バランタイン12年」「デュワーズ12年」「ジョニーウォーカー12年」「ホワイトホース12年」「シーバスリーガル12年」です!

どれも「スコッチウイスキーの12年物と言えばこれ!」という代表的なボトルですね!

さっそく飲んでいきましょう!

まずは「バランタイン12年」から。

バランタイン12年情報
原産国 スコットランド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト スキャパ・オールドプルトニー・バルブレア・グレンカダム・グレンバーギー・ミルトンダフ・アードベッグなど
価格 税込み2800円前後(2023・1 現在)
売っている所 一部スーパー・酒類量販店・ネットショップ

ハイボールにしても、青リンゴを思わせるような爽やかなフルーティーな香りがします。蜂蜜やバニラの甘い香りもしますね。
飲んでみると、やはり甘さをまず感じます。その後で、フルーティーな香りがふわっと抜けていきます。
とにかく、スムーズでめっちゃ飲みやすいですね~。余韻に、熟成から来る樽の感じや麦芽のコクも感じられて、とっても美味いです!
ほんのちょっぴりだけですが、スモーキーな風味もあって、これがまたいいんですよね。
全体的に、すごくバランスのいい1本でした!

次は「デュワーズ12年」

デュワーズ12年情報
原産国 スコットランド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト アバフェルディ・クライゲラキ・オルトモアなど
価格 税込み2200~2600円程度(2023・1 現在)
売っている所 一部スーパー・酒類量販店・ネットショップ

ハイボールにしても、甘くてフルーティーな香りは健在です。
飲むと、蜂蜜や黒糖の甘さ、リンゴのようなフルーティーさが合わさって、まるで甘い蜜リンゴを口にしたような感じです。また、シトラス系の爽やかな酸味も感じます。
これは美味いですね~。
余韻は少しウッディなビターさが残ります。これもいい感じ。

甘みとフルーティーさが強めで、リッチな感じのハイボールになります。
さらに麦芽のコクも感じられて、かなり本格的なハイボールですね!

続いて「ジョニーウォーカー12年」
ブラックラベルが特徴的な1本。「ジョニ黒」とも言われますね。

ジョニーウォーカー12年情報
原産国 スコットランド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト カーデュ・タリスカー・ラガヴーリンなど
価格 税込み2200~2800円程度(2023・1 現在)
売っている所 コンビニ・スーパー・酒類量販店・ネットショップ

ハイボールで飲むと、甘さは若干抑えられますが、レーズンやリンゴのフルーティーな香りと、スモーキーさが引き立ちます。
余韻にはウッディな樽感もあり、「甘さ+スモーキー+ウッディ」でかなりリッチな感じ。
しかもバランスがいいので、これも美味いですね~。
5本の中では、一番スモーキー感が強めの印象です。
「これがいい!」という人もいれば、「ちょっと苦手」な人もいると思います。でも、「スモーキーフレーバー」は、慣れれば大抵の場合クセになります。その入門編としてもおすすめですね。
コンビニなどでも見かけるし、5種類の中で一番入手しやすいウイスキーではないでしょうか。

4本目は「ホワイトホース12年」
これは日本限定発売のボトルです!

ホワイトホース12年情報
原産国 スコットランド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト ラガヴーリン・クライゲラキ・オルトモア・グレンエルギンなど
価格 税込み1900円~2400円前後(2023・1 現在)
売っている所 一部スーパー・酒類量販店・ネットショップ

ハイボールにすると、蜂蜜やバニラのような甘い香りが弾ける炭酸と共に立ち上ってきて、なかなかいい感じです!

飲んでみると、香りほどには甘さは感じず、ちょっとダークチョコのほろ苦さや樽感が強調された感じもしますが、全体的にすっきりとした飲み口です。
でも、その中にもしっかり麦芽のコクも感じますね。
あまりクセもなく、ほんのりとしたスモーキー感もありますが、「日本人向け」ということなのか、あまり気にならない程度です。
まろやかで美味いハイボールですね!

ラストは「シーバスリーガル12年」

シーバスリーガル12年情報
原産国 スコットランド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト ストラスアイラ・グレンリベット・ロングモーン・ベンリアックなど
価格 税込み2500円~3500円程度(2023・1 現在)
売っている所 一部スーパー・酒類量販店・ネットショップ

ハイボールにしても、蜂蜜・バニラ・熟したリンゴの甘くてフルーティーな香りは健在。
飲んでみると、アルコール感はほぼ感じず、まるでシードルを飲んでいるかのような感じで、めっちゃなめらかで飲みやすいです。フルーティーさは抜群ですね。
でも、シードルにはない、ヘーゼルナッツのような香ばしさやコクも感じます。
これは美味いですね~。

樽由来のビターさはほぼ感じられませんが、だからこその「めっちゃ飲みやすいハイボール」とも言えますね!

5種類を飲み比べてみた感想はこんな感じ!

・「バランタイン12年」はさすがのバランスの良さ!甘口でフルーティーな香りもあり、ほのかなスモーキーさもアクセントになっていていい感じです!
ただ、昨年(2022年)は2000円台半ばくらいで買えたのに、最近は値がかなり上がっています。また、以前はけっこうどこでも見かけたのに、品薄なのかあまり見かけなくなってきました。(希望小売価格は税抜き2800円ですが、Amazonでは2023年1月現在、なんと4000円オーバーの価格がついています…。)
さらに2023年の3月にはさらに値上げするということなので、そのあたりがネックですね。


・「デュワーズ12年」もさすがです!甘さ・フルーティーさもあり、さらに樽由来のほろ苦さもいいアクセントになっています。「12年」という熟成期間をしっかり感じられるところがいいですね。
価格も安定していて、今後もそれほど大きな値上げもなさそうです。このレベルのウイスキーが2000円台前半で買えるのは、相当コスパもいいと思いますよ!

・「ジョニーウォーカー12年」は、5本の中で最も「玄人好みなウイスキーらしい味」という感じ。昭和の時代から好まれていて、年配の方だと「かなり高級なウイスキー」という印象を持っている人も多いんじゃないかと思います。(もちろん、当時とは味も変わっていると思いますが。)
ただ、しっかりスモーキーでコクがある反面、飲みやすさという点ではもう1歩かな。ウイスキーをちょっと飲みなれてきたころに試してほしい1本です。

・「ホワイトホース12年」は5本の中では最もリーズナブル!大体2000円ちょい、ショップによっては2000円以下で購入できます。
もちろん味もよく、香りは甘くてフルーティー、味はビターできりっとした感じ、というのもいいですね。
ただ、日本人向けということだと思いますが、ちょっと個性に欠けるかなという印象もありますね。

・「シーバスリーガル12年」は、フルーティーさならこれが1番という感じ!甘口のウイスキーが好きな方なら、かなり気に入ってくれるんじゃないかと思います。初心者にもおすすめできますね。
ただし、ウイスキーを飲みなれてきた人だとちょっと物足りなく感じるかも。
価格もバランタインに次いで高めなので、そこもちょっとネックかな。


まあ、正直どれを飲んでも美味しくて、優劣をつけるのは難しいのですが、OKKAの独断と偏見、そして価格も考えて順位をつけてみました!
1位 デュワーズ12年
2位 ジョニーウォーカー12年
3位 ホワイトホース12年
4位 バランタイン12年
5位 シーバスリーガル12年


再度言いますが、5種類すべておすすめできるウイスキーであることは間違いありません!
まずは「自分が1番購入しやすいもの」から飲んでみるといいのではないかと思います。

それぞれの詳しいレビューはこちら!

以上、「12年物ブレンデッドスコッチウイスキー5種類 ハイボール飲み比べ」でした!

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