サントリー　響ジャパニーズハーモニー

ハイ！OKKAです！
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「サントリー　響ジャパニーズハーモニー」です！

これをハイボールにすると…！

春の花のようなフローラルな香り、ライチや桃のようなフルーティーさ、すっきりした蜂蜜の甘さを感じる、上品で繊細なハイボール！

になりました！

「響」はサントリー２代目社長＆マスターブレンダーの佐治敬三氏が、サントリー創業９０周年を記念して造ったウイスキー。

当時のサントリーの最高級ブレンデッドはローヤルでしたが、それを超える「サントリーのフラッグシップボトルを造る」ことを目指して開発されました。
「響」という名前には、サントリーホールディングス株式会社の企業理念、「人と自然と響きあう」という思いが込められています。また、ブラームス作曲の「交響曲第1番」の第4楽章をイメージして作られているということです。

まず、創業９０周年に当たる１９８９年に発売されたのが「響１７年」。（現在は休売）
さらに「１２年」（休売）「２１年」「３０年」などのボトルが発売されました。

今回紹介する「ジャパニーズハーモニー」は２０１５年に発売されました。「１２年」の流れを汲んでいるそうです。
年数表記がなくなったのは、２０００年代後半からのウイスキーブームによって、原酒不足に陥ったからだと言われています。

「響」といえば美しくカッティングされたボトルが特徴的。２４面にカッティングされていて、これは日本の２４節気を表しているそうです。高級感ありますね～。

これだけ存在感のあるボトルって、響以外ではあまり見ないですね。

さっそく飲んでいきましょう！

まずは香りから。

おお、香りはすごくいいですね～。ちょっとアルコールの刺激はあるものの、フローラルで爽やかな香りがします。まるで花畑にいるみたいですね。

また、甘い蜂蜜のような香り、さらに桃やライチを思わせる爽やかで甘いフルーティー感。ハーブのような複雑な香りもしますね。

この香りはスコッチでは出会ったことがないと思います。「ザ・ジャパニーズウイスキー」という感じがします！

ストレートで飲んでみます。

フローラルでフルーティーな香りがふわっと鼻に抜けていきます。上品で華やかって感じです！
甘すぎずすっきりした蜂蜜の甘さも口の中に広がり、余韻にちょっとビターな樽感が残りますね。これは美味いです！

いよいよハイボールにしてみます！

「響」のボトルに合わせて、綺麗にカッティングされた「ナハトマン」のタンブラーでいただきます！

このタンブラー、ちょっと重いんですが、カッティングが綺麗で気に入ってます。いいウイスキーをハイボールにするときに使ってます。（高そうに見えますが、一つ１０００円くらいで買えますよ！）

こちらも華やかな香り。フローラル＆フルーティーですね。
飲んでみると、穏やかでスッキリとした甘さが口に広がり、余韻はビターな感じがでてきます。
飲み口は上品で繊細な感じなんですけど、しっかりコクのあるリッチさもあります。これはいいですね～。
ちょっともったいないんですが、濃いめに作ることでさらに華やかでリッチな感じが味わえますよ。

いやー、さすがにサントリーのフラッグシップモデル。美味かったです！

しかし、問題は入手の困難さと価格ですね。
希望小売価格は税込み６０５０円なのですが、この値段で売っているのはここ２年くらい見たことがありません。
（ちなみにOKKAは２年前に当時の希望小売価格の税込み５５００円でなんとか入手しました。）
それでも２０２１年までは８０００円ほどで手に入りましたが、現在（２０２３年）は１３０００円以上出さないと手に入らないという状態になっています。

山崎や白州もそうですが、やはり「サントリーを代表するボトル」が「プレ値でしか買えない（しかも希望小売価格の２倍～３倍）」という状態はちょっとなんとかしてほしいですね…。

「ジャパニーズハーモニー」は美味いんですが、それでも１万円以上の価値があるかと言われると「？」と思わざるを得ません。
まあ、日本のウイスキーブームも、新規蒸溜所がたくさんできたり、大きな購買層である中国の景気がちょっと悪くなったりで、少し落ち着いてきつつあるように思いますし、サントリーも増産体制に入っているようですので、あと４～５年くらいたてばもうちょっと入手しやすくなるんじゃないかと思っているのですが…。（あくまで個人の希望的観測です。）

希望小売価格なら星９つですが、さすがに１万円を大きく超えるプレ値だとあまりおすすめはできないかな…。
バーとかで飲むのがいいと思います！

おすすめ度は★★★★★★★星７つでした！