ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「イチローズモルト ダブルディスティラリーズ」です!
これをハイボールにすると…!
青リンゴのフルーティーさと蜂蜜の甘味、白檀のような香りを楽しめる、余韻はスパイシーでウッディな「爽やか&リッチ」ハイボール!
になりました!
イチローズモルト ダブルディスティラリーズ情報
原産国 日本
アルコール度数 46度
内容量 700ml
原材料名 モルト
キーモルト 羽生蒸溜所と秩父蒸溜所のモルト原酒
価格 税込み11000~16000円程度(2023・5 現在)
売っている所 古酒買取店・酒類専門店(個人)・ネットショップ
秩父蒸留所は、肥土伊知郎(あくといちろう)氏が2007年11月に開設した、日本のベンチャーウイスキーの先駆けとも言える蒸溜所。
イチローズモルトの名前は、もちろん「肥土伊知郎」からとられたもの。
「ダブルディスティラリーズ」は「リーフシリーズ」の1本で、ブレンデッドモルトのレギュラー品としては、他に「ワインウッドリザーブ」「ミズナラウッドリザーブ」があります。
「ディスティラリー」とは「蒸溜所」という意味。
その名の通り、肥土伊知郎氏が創業した秩父蒸留所と、その祖父が創業した東亜酒造の羽生蒸留所の2種類の原酒が使われています。
主に、秩父蒸溜所のミズナラ樽原酒と、羽生蒸溜所のパンチョン樽を主体としたシェリー樽原酒が使われているということです。
ちなみに、羽生蒸留所が稼働していたのは1946年から2000年まで。残った原酒を肥土伊知郎氏が引き継いで秩父蒸溜所を作りました。
しかし、なんと2021年、羽生蒸溜所が再開!
まだシングルモルトは発売されていませんが、樽熟成前の原酒「ニューポット」や、海外原酒をブレンドしたウイスキーを販売しているそうですよ。
新生羽生蒸溜所と秩父蒸溜所の関係が、今後どうなるかはわかりませんが、個人的にはいつかコラボしてほしいと思っています!
さっそく飲んでいきましょう!
まずは香りから。
おー、蜜のような甘い香りを感じますね。ちょっとフルーティーさもあって、「リンゴの花の蜂蜜」のような香りです。
さらに、ミズナラ樽由来の白檀のような香りを、その奥に感じます。
シェリー樽の感じはあまりないかな。さすがに、羽生蒸留所の原酒の割合は少ないのかもしれません。
アルコールの刺激もほんの少しありますが、「若くてフレッシュ」って感じですね。いい香りです!
ストレートで飲んでみます。
まず感じるのは濃厚な蜂蜜の甘味。それに加えて、ジンジャーのようなスパイシーな味わいが口の中に広がります。青リンゴのような香りもありますね。
その後で、甘い香りと共に、白檀のような香りが鼻を抜けていきます。
余韻は厚みのあるウッディ―な風味が残ります。
最初は爽やかさを感じますが、その後にちょっと重めの厚みも感じて、飲みごたえもありますね。美味いです!
いよいよハイボールにしてみます!
弾ける炭酸と、青リンゴのような爽やかでフルーティーな香りが合わさって、飲み口はかなり爽快な感じです!
蜂蜜の甘味も感じますし、飲んだ後にほんのりと白檀のような香りが鼻に抜けていくのもいいですね~。
これは美味いです!
余韻には、ジンジャーのようなスパイシーさと、樽由来のウッディな風味が残ります。飲み口は爽やかですが、飲んだ後の印象はリッチな感じ。これはいいですね。
希望小売価格は8800円(税込み)。閉鎖蒸溜所のモルトを使っており、海外原酒を使っていない「ジャパニーズウイスキー」なので、この値段には納得ですね。(むしろ安いかも。)
まあ、この価格で売っていることはめったになく、ネットでは15000円前後というところですが、古酒買取店では税込み11000円くらいで売られているのをみたことがあります。この値段だったら十分「買い」かなあと思いますね。
古い羽生蒸溜所の原酒には限りがあるので、いつか終売になってしまうことは確定のウイスキー。飲むなら今のうちかも?
おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!
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