ハイランドパーク12年

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです!

今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、スコットランド最北のオークニー諸島生まれのシングルモルト!

「ハイランドパーク12年」です!

これをハイボールにすると…!

心地よいスモーキー、花の香りの蜂蜜感、レーズンの甘酸っぱさを感じられる、爽やかだけど複雑な風味と深みを味わうことのできるハイボール!

になります!

ハイランドパーク12年情報
原産国 スコットランド (オークニー諸島)
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ハイランドパーク蒸溜所
価格 税込み4800円~6000円程度(2023・8 現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ

「ハイランドパーク12年」は、スコットランドの最北に位置する、オークニー諸島の州都、カークウォールの郊外にある「ハイランドパーク蒸溜所」で造られたウイスキーです。

LIQUL – リカル – | お酒を楽しむ人のカルチャーマガジンより引用

ラベルには「ヴァイキング・オナー」という表示があります。
「オナー」は「名誉」という意味。これはオークニー諸島に伝わるヴァイキング精神への尊敬の念と、ヴァイキング文化への敬意を表してつけられたものだそうです。

蒸溜所が建てられたのは1798年とされていますが、始めは密造酒が造られていたそうです。
蒸溜を始めたのはマグナス・ユンソンという人物だったと言われており、実は彼はセント・マグナス大聖堂の庶務を担当していた聖職者で、村人からはとっても尊敬されていたそうです。
その聖職者が、夜には密造酒を造っていたということなんですね。
まあ、単なる悪徳密造業者ではなく、法外な税金を取る権力者を嫌っていたという側面もあるようです。

セント・マグナス大聖堂
旅行ならエクスペディア|ホテル・航空券やツアーの格安予約サイト (expedia.co.jp)より引用

造った密造酒は、取り締まりから逃れるために、なんと大聖堂の祭壇や説教台の下、壁の裏等に樽に入れて隠していたらしいですよ。やりますねえ。

そんなユンソンですが、結局取締官のジョン・ロバートソンに捕まってしまいます。
で、このロバートソンが、1826年にハイランドパークを買収して蒸溜所のオーナーになっちゃうんですね。

現在は、マッカランと同じエドリントン・グループが所有する蒸留所として稼働しています。

蒸留所には4万樽以上の熟成樽がありますが、その9割以上がシェリー樽というこだわり。
しかも現在、スコットランドでは数少ない、大麦麦芽を自家製麦(フロアモルティング)している蒸留所でもあります。

使用するピートにはオークニー諸島に自生するヘザーの花が含まれていて、このピートにより、ハイランドパーク特有のフローラルな香りのスモーキーフレーバーが生まれるそうですよ。

ヘザーの花
BRITISH MADE|ブリティッシュメイド 公式通販サイト (british-made.jp)より引用

さっそく飲んでいきましょう!

まずは香りから。

蜂蜜の甘い香り、花畑にいるようなフローラルな香りを感じます。
それと同時に、心地よいスモーキーな香りもしてきますね。
アイラモルトのような薬品っぽい香りとは違い、ドライフラワーを火にくべたような、花の香りと煙の香りが入り混じったような感じです。

シェリー樽由来のレーズンのような香りもしますね。

ストレートで飲んでみます。

口の中に広がる蜂蜜の甘味と、フローラルな香り。鼻から抜けていくスモーキーフレーバー。
酒質はどちらかというと軽めで飲みやすいのですが、複雑な風味、麦芽のコクもしっかり感じます。

余韻はレーズンの甘味と樽感、さらに潮っぽさが残り、いい感じ。これは美味いですね~。

いよいよハイボールにしてみます!

ほんのり甘い香りの中に、スモーキーな香りもしてきます。

飲んでみると、蜂蜜の甘さとフローラルな香り、そこにスモーキーフレーバーが重なって、すっきり爽やかな飲み心地なのに、複雑な風味と深みを感じますね~。

さらに、シェリー樽から来る干したレーズンの甘酸っぱい感じもありますね。
飲んだ後にはほのかな苦味と潮っぽさが残り、これもいい感じ。美味いです!

これはやはり魚介類を使った料理に合わせたいですね。イタリアンならアクアパッツア、和食なら焼き魚に合いそうです!

おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!

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