ハイ!OKKAです!
ディアジオと言えば、世界約180カ国で営業しており、200以上のブランドを持つ世界最大級の酒類製造販売会社。
そのディアジオが1988年、ユナイテッド・ディスティラーズ(UD社)時代に提唱したのが「クラシック・モルトシリーズ」!
スコットランドの地域ごとの代表的なシングルモルト銘柄を挙げ、シングルモルトウイスキーの地域性をフィーチャーするためのシリーズです。
選ばれたのは次の6銘柄!
左から順に、
・北ハイランド代表の「ダルウィニー15年」
・西ハイランド代表の「オーバン14年」
・ローランド代表の「グレンキンチー12年」
・スペイサイド代表の「クラガンモア12年」
・アイランズ代表の「タリスカー10年」
・アイラ代表の「ラガヴーリン16年」
今回はこの6本をハイボールにして飲み比べ、ランキングをつけていきます!
(ちなみに、ランキングはあくまでOKKAの個人的な好みなので、そこはご了承ください。)
第6位!
「グレンキンチー12年」です!
グレンキンチー12年情報
原産国 スコットランド (ローランド地方)
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 グレンキンチー蒸溜所
価格 税込み3800円~4800円程度(2023・11現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ
ほのかな蜂蜜の甘味と、青リンゴのフルーティーな香りを感じます。
太陽の光をいっぱい受けた干し草のような香りもありますね~。
飲み口は軽やかなのに、後口にしっかりと麦芽のコクも感じられます。
これは美味いですね~。
あまりクセがないので、どんな料理とも合わせることができそうです。
ただ、よく味わえば複雑な風味を感じることができますが、ゴクゴク勢いよく飲んじゃうとその繊細な風味がどこかにいっちゃうような感じもありますね~。個性的なモルトに慣れた人だと、ちょっと物足りなく感じてしまうかもしれません。
飲みやすいけど、ハイボールにするとちょっと個性が感じられなくなるということで第6位にしました!
第5位!
「ラガヴーリン16年」です!
ラガヴーリン16年情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ラガヴーリン蒸溜所
価格 税込み9200円~12000円程度(2023・11現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ
口当たりはドライな感じですが、しっかり麦芽のコクを感じます。
ヨード香のするスモーキーフレーバーが心地よく鼻を抜けていき、口にはほのかな蜂蜜の甘味と、リンゴのようなフルーティーさが広がります。
さすがにストレートの時よりはスモーキーな香りはちょっと抑えられますが、逆に潮っぽい感じは増したように思います。しっかり飲みごたえのある贅沢で美味いハイボールですね!
グビグビ行くより、美味い肉料理と合わせて、ゆっくりと楽しみたい…そんなハイボールです!
ただ、やはりこれはストレートやロックでも飲んでほしい…。ハイボールだけだと、ちょっともったいない気がしますね。
もちろんハイボールも美味いんですが、価格と入手のしにくさを考えて、第5位です!
第4位!
「オーバン14年」です!
オーバン14年情報
原産国 スコットランド (ハイランド地区)
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 オーバン蒸溜所
価格 税込み7800円~9000円程度(2023・11現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ
ハイボールにすると、柑橘の香りが立ってくる感じですね。スモーキーな香りもうっすらあるかな。
飲んでみると、はじめはバニラや蜂蜜の甘味を感じますが、すぐに柑橘と潮っぽさがやってきます。
余韻はやはりスパイシーでビター。
口に含んだ時は爽やかですが、その後にじんわりと樽由来のウッディなほろ苦さが広がっていくのがなんとも言えず美味いです!
上品で大人っぽいハイボール、といった感じですね。
甘すぎることもないので、いろいろな食事とも合わせやすそうですね。
潮っぽい感じがあるので、やはり合わせるなら魚介系かな。
ボンゴレなどのパスタに合わせると最高だと思います!
さすがに西ハイランドを代表するウイスキーでした。
ちょっと高いので、ハイボール要員とするよりは、ストレートやロックでも楽しんで、さっぱり飲みたいときにはハイボール!という飲み方がいいと思います!
価格が高めということと、ハイボールだけではもったいないという理由で4位です!
第3位!
「ダルウィニー15年」です!
ダルウィ二―15年情報
原産国 スコットランド (北ハイランド地方)
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ダルウィニー蒸溜所
価格 税込み5300円~7000円程度(2023・11現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ
香りはほのかな蜂蜜&洋梨。
飲んでみると、口当たりがめっちゃスムースで飲みやすい!
まず蜂蜜の甘味とヘザーの花の香りを感じ、その後で洋梨のフルーティーさにレモンタルトのような柑橘感と香ばしさを感じることができます。
余韻にはしっかり麦芽のコクも感じますね。
甘口ですが、そこまで甘くはなく、ほのかにスモーキーフレーバーもあっていい感じです!
これは美味いですね~。
合わせるなら洋食かな。オムライスやハンバーグなんかと相性がよさそうです!
フルーツタルトっぽい風味があるので、デザートと一緒に飲んでもいいかも。
値段も、安いとまでは言いませんが、15年熟成にしては比較的リーズナブルな感じでいいですね!
ハイボールにしてもしっかりダルウィニーの個性が味わえるということで、第3位にしました!
第2位!
「クラガンモア12年」です!
クラガンモア12年情報
原産国 スコットランド (スペイサイド)
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 クラガンモア蒸溜所
価格 税込み4300円~5500円程度(2022・11 現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ
香りはほんのりリンゴ。バニラの甘い香りもしますね。
飲んでみると、飲み口はクリーミーな感じ。
リンゴや柑橘のフルーティーな感じは薄くなりましたが、その分モルトのコクとバニラの甘味を感じる、飲みごたえのあるハイボールになりました!
余韻にストレートでも感じた、微かなスモーキーさを感じます。
爽やかにグビグビ飲むより、じっくり味わいたい…そんなハイボールです。
華やかな「甘さ」や「フルーティーさ」はあまり感じませんが、モルティ、ナッティ、ウッディといった複雑な味わいがあります。
はっきりした味が好きな人は、クラガンモアを飲むと、ちょっと「?」と感じるかもしれませんが、飲みなれていけば、その奥深い味わいを感じることができると思います。
初心者よりは、ちょっと中級者向けの「大人ハイボール」って感じです!
クラガンモア12年のハイボールはできればみんな飲んでほしい!というレベル。
ただ、味が複雑で初心者向きではないかなあということで、第2位にしました。
そして、第1位は…!
「タリスカー10年」です!
タリスカー10年情報
原産国 スコットランド (アイランズ)
アルコール度数 45.8度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 タリスカー蒸溜所
価格 税込み4000円~5800円(2023・11現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ
香りは蜂蜜&薬品系のスモーキーフレーバー。
これが慣れると心地いいんですよね…。
一口飲んで…うん、これは美味い!
穏やかな蜂蜜の甘味と、スモーキーフレーバーが口いっぱいに広がります!
さらにシトラス系のフルーティーな酸味も感じます。この3つのバランスが非常にいいんですよね。
スモーキーさは、ジョニーウォーカー黒ラベルよりも強いけど、ラフロイグほどじゃない、という感じ。スモーキーなウイスキーに挑戦したい、という人にはちょうどいいかも。
後口にはやはり潮っぽさとスパイシーな風味を感じ、それがスパッとキレていきます。
ドライで飲みごたえもあるハイボールですね!
黒コショウを少しトッピングして、スパイシ―ハイボールにするのもおすすめです!
このレベルのウイスキーが4000円台で買えるのはマジでコスパ抜群。
スモーキーがちょっと苦手な人にもぜひ飲んでほしいハイボールです。堂々の第1位ですね!
正直、どのウイスキーも美味くて、ランキングはかなり悩みました…!
一応順位をつけましたが、さすがクラシックモルト、どれを飲んでも間違いない!と添えておきます!
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