ハイ、OKKAです!
今回紹介するの「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、世界中にファンを持つ、アイラ島のスモーキーなシングルモルト!
「アードベッグ ウーガダール」です!
これをハイボールにすると…。
木を燻したようなスモーキーフレーバーと海を思わせるヨードの香り、カシスやプラムのような甘酸っぱくてフルーティーな味わい、さらに余韻にウッディな樽感とスパイシーな風味を感じる個性派でリッチなハイボール!
になります!
アードベッグ ウーガダール情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 54.2度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 アードベッグ蒸溜所
価格 税込み8500円~11000円程度(2023・12現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ
アードベッグ蒸溜所は、1815年にジョン・マクドゥーガルによって創設されました。
今でこそ大人気のアードベッグですが、その歴史を見ると、なかなか順風満帆とはいかなかったようです。
創設後、長く個人経営の時代が続きましたが、1959年に法人化されてアードベッグ・ディスティラリー社が誕生します。
さらに、1973年にハイラム・ウォーカー&サンズ社とディスティラーズ・カンパニー社の共同所有となり、1977年にはハイラム・ウォーカー社が会社の全権を握ることになります。
こうして経営者が次々と変わっていったアードベッグですが、当時はブレンデッドウイスキー全盛の時代で、アードベッグのクセのある原酒はなかなか売れなかったそうです。
1981年から1989年までは操業停止。その後アライド・ディスティラーズ社に買収されるも、生産量は微々たるもので、1996年には再び蒸溜所が閉鎖されてしまいます。
しかし、そこで名乗りを上げたのがグレンモーレンジィ社!
1997年にアードベッグを買収。
その後、蒸溜所の設備の改修を行い、2000年にはあの「アードベッグ10年」をリリースします。
実は「10年」はそれ以前にも発売していたのですが、終売になっていたんですね。
その「10年」に、グレンモーレンジィのノウハウを生かして、「香りは刺激的だが、味わいは繊細でスイート」な「新10年」として発売したのです。
これがおおいに当たって、アードベッグ復活の足がかりになったんですね。
今回紹介する「ウーガダール」はバーボン樽原酒にシェリー樽熟成の原酒をブレンドしたもの。
仕込み水の湖「ウーガダール湖」が名前の由来です。
ちなみに、ウーガダールとは、ゲール語で「暗くて神秘的な場所」の意味。
2009年のワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した逸品です。
さっそく飲んでいきましょう!
まずは香りから。
まず感じるのはカシスやプラムのような甘酸っぱくてフルーティーな香り。蜂蜜の甘い香りもしますね。正露丸のようなピート臭もありますが、「10年」に比べるとかなり穏やかな印象。どちらかと言えば、木を燻したようなスモーキーな香りの方が強いかな。
これはいい香りですね。ずっと嗅いでられる…。
ストレートで飲んでみます。
口の中に広がるのはカシス&プラムを蜂蜜漬けにしたような、甘くてちょっと酸味がある味わい。
鼻からはふわっとスモーキーフレーバーが抜けていきます。アードベッグの個性と、シェリー樽由来のフルーティーさが上手く融合している感じですね。
54.2度と、カスクストレングスに近いアルコール度数ですが、この度数にしてはかなり飲みやすいです。
ボディは軽くはないですが、重すぎもせず、ミディアムな感じ。余韻は灰っぽい感じに樽のウッディな風味、さらにレッドペッパーのようなピリッとしたスパイシーさが残ります。
これは美味いですね~。
ちょっと加水して、自分好みの濃さにするとさらにいい感じです!
いよいよハイボールにしてみます!
香りは、スモーキーな感じもありますが、フルーティーさの方を強く感じます。
飲んでみると、カシスやプラムのような甘酸っぱくてフルーティーな味わいが舌の上に広がります。
鼻から抜けていくのは木を燻したようなスモーキーフレーバーと海を思わせるヨードの香り。それほど強くなく、ちょうど心地よいと感じる香りですね。
さらに余韻にウッディな樽感とスパイシーな風味を感じます。
個性派でリッチなハイボールですね!これは美味いです!
ただ、個性派だけに、食事と合わせるのはちょい難しいかな…。おつまみなら、燻製のナッツとか合いそうですね!
おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!
コメント