アードベッグ5種類 ハイボール飲み比べ!

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです。
特徴的なスモーキーフレーバーを持つアイラのシングルモルトの中でも、世界中に「アードベギャン」と呼ばれるファンを持つウイスキーといえば「アードベッグ」

今回はそんな「アードベッグ」5種類をハイボールで飲み比べていきます!

その5種類がこちら!
左から「ウィー・ビースティー5年」「10年」「ウーガダール」「コリーヴレッカン」「アンオー」です!

アードベッグ 共通情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 アードベッグ蒸溜所
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

まずは熟成年数が一番若い「ウィー・ビースティー5年」から。

アードベッグ ウィー・ビースティー5年情報
アルコール度数 47.4度
価格 税込み4200円~5500円程度(2023・12現在)

ちなみに「ウィー・ビースティー」はゲール語で「リトルモンスター」という意味です。

香りは、ヨード香の混ざったスモーキーな感じ。かなり強めですね。
飲んでみると、穏やかなバニラの甘味が口の中に広がり、その後にグレープフルーツのような爽やかな柑橘感を感じます。
鼻から抜けていくスモーキーフレーバーが心地いいですね~。
最後にスパイシー感があり、すっとドライに切れていきます。
これは暑い日にぴったりですね!焼肉を食べながら、ゴクゴク行きたい感じのハイボールです!

続いて、アードベッグを代表するウイスキー、「10年」

アードベッグ10年情報
アルコール度数 46度
価格 税込み5200円~6800円程度(2023・12現在)

香りはバニラ&スモーキー。ヨード香もしっかり感じます。木を燻した感じもありますね。
飲んでみると、蜂蜜とバニラの甘味が口の中に広がり、その後にオレンジの甘酸っぱくて爽やかな柑橘感を感じます。
やはり磯っぽい感じもあり、ちょっと出汁感もありますね。これもまた良し!
ふわっと鼻から抜けていくスモーキーフレーバーがいい感じ!
余韻は麦芽のコクとほんのりスパイシーで、これはめっちゃ美味いですね!!

やはり、甘味が強めなのがいい感じですね。合わせるならやはり肉料理かな。出汁っぽい感じもあるので、焼き魚なんかも合いそうですね。

もちろん、かなりスモーキーなので、飲む人を選ぶとは思いますが、ハイボールなら意外と初心者でもいけるんじゃないかと思います。

次は、熟成にシェリー樽を使った「ウーガダール」

アードベッグ ウーガダール情報
アルコール度数 54.2度
価格 税込み8500円~11000円程度(2023・12現在)

ちなみに、ウーガダールとは、ゲール語で「暗くて神秘的な場所」の意味。仕込み水の湖「ウーガダール湖」が名前の由来です。

香りは、スモーキーな感じもありますが、フルーティーさの方を強く感じます。カシスやプラム、熟したリンゴを思わせる香りですね。

飲んでみると、カシスやプラムのような甘酸っぱくてフルーティーな味わいが舌の上に広がります。
鼻から抜けていくのは木を燻したようなスモーキーフレーバーと海を思わせるヨードの香り。それほど強くなく、ちょうど心地よいと感じる香りですね。
さらに余韻にウッディな樽感とスパイシーな風味を感じます。
個性派でリッチなハイボールですね!これは美味いです!

ただ、甘味もあって個性も強いだけに、食事と合わせるのはちょい難しいかな…。おつまみなら、燻製のナッツとか合いそうですね!

お次は「コリーヴレッカン」

アードベッグ コリーヴレッカン情報
アルコール度数 57.1度
価格 税込み9500円~14000円程度(2023・12現在)

「コリーヴレッカン」はアメリカンオーク樽とフレンチオーク新樽で熟成した原酒をブレンドし、加水せずに瓶詰めした「カスクストレングス」のウイスキーです。

ちなみに、「コリーヴレッカン」とは、スコットランド西岸沖にあるヘブリディーズ諸島の中にあるアイラ島とジュラ島のそばにあり、ヨーロッパ最大の大渦潮が発生する「海峡」の事です。

香りは、炭酸で割ってもなかなかパワフルなヨード香&灰のようなスモーキー。

飲んでみると、グレープフルーツのような甘味・酸味・渋味を感じ、さらにピリッとしたスパイシーな風味も広がります。潮っぽさもしっかり感じますね。コーヒーのような香ばしさと渋みも感じます。
鼻からはスモーキーフレーバーがふわっと抜けていき、余韻には複雑な苦味、渋味、スパイシーさが残ります。
アルコール度数も高めなので、力強くてしっかり飲みごたえのある、濃厚ハイボールという感じです!これは美味いですね~!

これはスパイスの効いた肉料理に合いそう!
ただ、かなり個性的で濃厚なので、ちょっと飲み疲れしそうな感じもあります。
価格も、アードベッグの定番品の中では一番高いので、「ハイボール要員」としてのみ購入するのはあんまりおすすめできないかなあ。もちろんハイボールも美味いのですが、どちらかというとストレートやロックでじっくり飲みたい人向け、という感じがします。

最後は「アンオー」

アードベッグ アンオー情報
アルコール度数 46.6度
価格 税込み8200円~9500円程度(2023・12現在)

アンオーという名前は、アイラ島の最南端に位置するマル・オブ・オー(オー岬)にちなんで名付けられたそうです。
ペドロヒメネス(シェリー)樽、アメリカンオークの新樽、ファーストフィルのバーボン樽で熟成させたモルトをブレンドしたものです。

実は2022年には日本での販売が終了しているんですよね。海外ではまだ普通に売っているので、現在日本で売っているものは並行輸入品となりますね。

炭酸で割ると、ストレートよりも甘い香りが減って、スモーキーな香りが印象的になる感じ。

飲んでみると、まず口の中に広がるのはバニラの甘味。その後、レモンのような柑橘感と桃のようなフルーティーさも感じます。
鼻からは柔らかなヨード香とスモーキーフレーバーがすうっと抜けていっていい感じ。
これは美味いですね~。

余韻には、やはり海を感じさせる潮っぽさと、スパイシーな風味が残ります。

香りも甘味もあまり主張しないので、アードベッグの中では、一番飲みやすい味と言えるかもしれませんね。

飲み比べてみた感想はこんな感じ。

「ウィー・ビースティー5年」は「リトルモンスター」という名の通り、まだ荒々しい感じはするけど、ハイボールにすると、ドライで爽やか。バーベキューをしながらごくごく飲めるタイプのハイボールです。

「10年」は、さすがにアードベッグを代表するボトルだけあって、スモーキーフレーバーと甘味のバランスが絶妙!ストレートやロックでも美味いけど、ハイボールでその真価が発揮されるように思います。そのまま飲むもよし、食事と合わせるのもよしの最強ハイボールですね!

「ウーガダール」は、アードベッグの個性にシェリー樽の要素が加わった逸品。荒々しさもありながら、エレガントで華やかな感じもあります。値段は高めですがフルーティーな味わいが好きな人はぜひ飲んでほしいですね。

「コリーヴレッカン」は、5本の中でもインパクト抜群の1本。さすがにカスクストレングスですね。ハイボールにしても、めっちゃ個性的で飲みごたえ抜群です。その分、飲む人を選ぶ感じもしますね。ハイボールよりも、ストレートに加水して飲むか、ロックで飲むことをすすめます。

「アンオー」は、この5本の中では一番優等生な印象。アードベッグ初心者にはいいかもですが、ちょっと物足りなさもありますね。(美味いんですが…。)
並行輸入品のみということで、価格も高めで、酒販店ではめったに置いてなくて手に入れにくいので、よほどのファン以外にはあまりすすめられないかな…。

5本のボトルに順位をつけてみました!あくまで個人的な好みですのであしからず。

1位 10年
2位 ウーガダール
3位 ウィー・ビースティー5年
4位 コリーヴレッカン
5位 アンオー

5種類の詳しいレビューはこちら!

以上、「アードベッグ5種類 ハイボール飲み比べ」でした!

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