ポートシャーロット１０年

ハイ！OKKAです！
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「ポートシャーロット１０年」です！

これをハイボールにすると…！

木を燻したようなスモーキーフレーバーと、バニラと麦芽の甘味、青リンゴやレモンのような爽やかでフルーティーな味わいを感じられる、リッチで飲みごたえ抜群のハイボール！

になります！

ポートシャーロット１０年情報
原産国　スコットランド　（アイラ島）
アルコール度数　５０度
内容量　７００ｍｌ
原材料名　モルト
蒸溜所　ブルックラディ（ブルイックラディ）蒸溜所
価格　税込み５９００円～６８００円程度（２０２４・１　現在）
売っている所　酒類量販店・ネットショップ

この「ポートシャーロット１０年」を造っているブルックラディ蒸溜所は、スコットランドのアイラ島にあります。（現地では「ブルイックラディ」と発音するそうです。）

創業されたのは１８８１年。
アイラ島の西海岸に、起業家のハーヴェイ兄弟によって建てられました。

当時としては最先端の設備を誇っていたそうですが、経営はあまりうまくいかず、何度もオーナーが変わり、１９９５年にはついに閉鎖されてしまいます。

しかし、2000年に独立系ボトラーのマーレイ・マクダビッド社が、個人投資家や地元の人々と協力して蒸溜所を購入したことで、ブルックラディ蒸溜所は復活を遂げます。

買収後、ボウモア蒸溜所の所長も務めたことがあるジム・マッキュアン氏が蒸溜所の責任者として招聘されます。
彼が持ち込んだ最も大きな変化が「テロワール」の概念の導入。テロワールとは、もともとワインで使われていた言葉で、風土や気候、環境や文化など、その土地ならではの性格を製品作りに取り込んでいくことです。
つまり、今まで世界のいろいろな地域の大麦を使っていたのを、「スコットランド産の大麦麦芽のみ」を使って生産するようにし、さらには「大麦も水も、アイラ島でとれたものだけを使う」ように変えていったのです。これが評判になり、ブルックラディの造るウイスキーが世界中で評価されるようになっていったんですね。

現在は主に３種類のウイスキーを製造販売しています。

ブルックラディ蒸溜所で製造されているウイスキー
①ザ・クラシックラディ
ノンピート（スモーキーフレーバーがほとんどない）で甘口、フルーティーなウイスキー。

②ポートシャーロット
ヘビーピート（かなりスモーキー）なウイスキー。でも、アイラ島特有の「ヨード香」はあまり感じられず、「木材を燻した」香りが強い。

③オクトモア
スーパーヘビーピートで、今のところスモーキーさでは「世界最強」と言われている。

このほかにも、アイラ島でとれた麦芽のみを使った「アイラバーレイ」などの限定品も出しています。

今回紹介する「ポートシャーロット１０年」は、その65%がファーストフィルアメリカンウイスキー樽、10%がセカンドフィルアメリカンウイスキー樽、25%がセカンドフィルフレンチワイン樽で熟成した原酒を組み合わせています。
ピートの強さを表すフェノール値は40PPM。ラフロイグとほぼ同じですが、違うのはアイラ特有の「正露丸のようなヨード香」がほとんどしないこと。
木や炭が燃えたような、スモーキーフレーバーが特徴だということです。

さっそく飲んでいきましょう！

まずは香りから。

おー、木を燻したようなスモーキーな香りが強めにきますね！その後に、バニラの柔らかくて甘い香り、さらに青リンゴやレモンのような爽やかでフルーティーな香りもします。
ビターチョコレートの香りもあるかな。
アルコールのツンとしたような刺激は全く感じませんね。めっちゃいい香りです！

ストレートで飲んでみます。

舌の上に広がるのは、バニラ＆麦芽の甘味と青リンゴやレモンの爽やかでフルーティーな味わい。
鼻からはブワっと焚火のようなスモーキーな香りが抜けていきます。このスモーキーと甘さのコントラストが面白いですね～！
そこからビターチョコの甘味と苦味がやってきて、さらにジンジャーやクローブのようなスパイシーさがやってきます。
ほんのり潮っぽい味わいも感じますね。

５０度もあるのに、飲み口はなめらかでソフトな感じ。でもさすがに喉ではカーっと熱くなる感じがあります。（苦手な人は加水がオススメ！）
余韻は樽由来のウッディな風味が長く残ります。
これは美味いですね～。

いよいよハイボールにしてみます！