ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「イチローズ モルト&グレーン リミテッドエディション」です!
ラベルは青。そこに金の文字が映えてなかなかの高級感ですね。
これをハイボールにすると…!
プラムの砂糖漬けのような甘くてフルーティーな味と香り、バターサンドのような穀物感とコクが感じられ、余韻は樽由来のウッディなほろ苦さが残る、リッチで飲みごたえのあるハイボール!
になりました!
イチローズ モルト&グレーン リミテッドエディション情報
原産国 日本
アルコール度数 48度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト 秩父蒸溜所のモルト原酒
価格 税込み11000円~15000円程度(2024・2 現在)
売っている所 百貨店・酒類専門店(個人)・ネットショップ
創業者の肥土伊知郎(あくといちろう)氏が2007年に創業した蒸溜所で、近年、日本でどんどん増え続けている「ベンチャーウイスキー」の先駆けとも言える蒸溜所です。
伊知郎氏は、羽生蒸留所を2000年まで稼働させていた東亜酒造創業者の孫で、サントリーに努めていたという経歴も持っています。
もともとは酒造りを継ごうとは思っていなかったそうですが、実家の東亜酒造が経営破綻した際、「実家に残された貴重なウイスキー原酒を廃棄するのは忍びなかった」ことから、ウイスキー造りの道に進むことを決めたそうです。
この「リミテッドエディション」の原酒として使用されるのはイチローズモルト ホワイトラベルや、クラシカルエディションと同じ世界の5大ウイスキーです。サントリーの「Ao」も同じですね。
「5大ウイスキー」とは、次の5つ。
①ジャパニーズウイスキー
②スコッチウイスキー
③アメリカンウイスキー
④カナディアンウイスキー
⑤アイリッシュウイスキー
「ジャパニーズ」は秩父蒸溜所で造ったものを。他の4つは海外から輸入したものを、秩父蒸溜所でさらに熟成させているそうです。
(ただし、どこの蒸溜所の原酒かは非公開です。)
この5種類の原酒を使っているので、カテゴリーとしては「ブレンデッドウイスキー」になります。
「リミテッドエディション」はレギュラーラインナップの「ワールドブレンデッドシリーズ」では一番価格も高いので、今は無き羽生蒸溜所のモルトも使われている可能性も。
メーカーの希望小売価格は税込み11000円。この値段で売っていることはあまり見かけませんが、OKKAはある百貨店で運良く定価で購入できました!
実は、クラシカルエディションと同じく、数年前まではかなりのプレミア価格がついており、品数も少なく、なかなか手に入らなかったのですが、近年は以前よりも安く購入できるようになっています。
(2024年2月現在、Amazonでは12200円でした。ただし在庫は少ないようです。)おそらく、国内産のシングルモルトの人気が上がってきたので、ブレンデッドであるこのボトルはちょっと人気が落ちたのかなと思います。
定価より1000円ちょっと高い程度なので、この位は個人的には許容範囲かな。
ラベルが青なのは、おそらく「ジョニーウォーカー」に倣ったのではと思います。ヨーロッパでは昔から「ロイヤルブルー」が高貴な色とされてますし、ウイスキーの本場スコットランドの国旗も青ですからね。
さっそく飲んでいきましょう!
まずは香りから。
熟したリンゴやプラムの砂糖漬けのような、甘くてフルーティーな香りがしますね。さらに、バターサンドのような、穀物感とコクを感じます。
アルコールの刺激はほとんどなく、スモーキーな感じもありません。
これは甘くってとてもいい香りですね~。
ストレートで飲んでみます。
アルコール度数は48度と高めですが、それを感じさせないほどなめらかで、すーっと口と喉に入ってきますね!飲みやすいです!
やはり、プラムの砂糖漬けとバターサンドの穀物感、甘味、酸味、コクをしっかり感じます。ちょっと花畑のようなフローラルな感じもあるかな。これはめっちゃ美味いですね~。
余韻には樽由来のウッディなほろ苦さと穀物の甘さがわりと長く残ります。少しミズナラ樽由来の、香木のような感じもあるかな。スパイシーさはあまり感じませんね。
いよいよハイボールにしてみます!
炭酸で割っているので、もちろんストレートほどには感じませんが、やはりプラムの砂糖漬けのようなフルーティーな香りを感じることができます。
飲んでみると、プラムの甘酸っぱさ、バターサンドの甘味とコクがブワっと口の中に広がります!甘味が強めで、飲みごたえも十分あり、とてもリッチな感じです。
最後は心地よいウッディなほろ苦さと、優しい甘味が残り、時間をかけてすーっと消えていくという感じです。これは美味いですね~。甘味が強めなので、食事と合わせるよりは、食後にじっくりハイボールだけで飲みたい感じですね。
「クラシカルエディション」に比べると、フルーティーさ、甘さではこちらの方が上。樽感は「クラシカル」の方が上って感じです。正直甲乙つけがたいかな…。
ただ、値段はこちらの方が4000円ほど高いんですよね。その4000円分の価値があるかというと、ちょっと「うーん」と首をひねってしまいます。どちらかを選ぶなら、「リミテッド」より「クラシカル」でしょうか…。あくまで個人の感想ですが。
おすすめ度は★★★★★★★星7つでした!
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