そのウイスキー、本物ですか?フェイクウイスキー問題と、偽ウイスキーを掴まされないための5つのポイント!

知識・雑学

ハイ!OKKAです!

ウイスキー業界でたびたび騒がれているのが「フェイクウイスキー」、つまり「偽物」の問題。

せっかく高額なお金を出して買ったウイスキーが偽物だったら…目も当てられませんよね…。

今回はそうならないために、「フェイクウイスキー」問題を取り上げていきます!

1.「偽物」が多いのはどんなウイスキーか

これは誰でもわかると思いますが、「高価で入手困難なウイスキー」が狙われやすいです。
海外だと「マッカラン」の限定物や長期熟成もの、日本だと「山崎」「響」などの長期熟成ものですね。

現に、メルカリなどのフリマサイトでも「高級ウイスキーの空き瓶」がけっこうな高値で取引されています。

  メルカリのサイトから引用

1本1万円以上するものも多く、中には10万円するものも。(空き瓶ですよ…!)

まあ、中にはコレクションのために購入する人もいるかもですが、やはり「偽物を作る」ために買う人もいると考えてよいと思います。

以前は「山崎18年」「響21年」のような、長期熟成ものの偽物が多かったそうですが、ここ最近のウイスキーブームで、ちょっと流れが変わってきているらしいのです。

それは、「山崎NA」「白州NA」のような、それほど高額ではないウイスキーの偽物も多く出回り始めているということです。

こちらのサイトによると、近年、高額ウイスキーだけではなく、1万円程度のウイスキーでも、人気のものは偽物が出回り始めているということ。

通常は偽物を1本作るのも、それなりにコストがかかっているでしょうから、できるだけ高額のものを作ったほうが儲かる…と思うのですが、比較的安価なウイスキーでも偽物が出回っているということは、それだけ「コストをかけずに偽物を作る」技術が発達してきたからではないかと思います。

こちらの動画(23:10あたり)を見ると、あっという間にキャップシールが再現されているのが分かります。(初めて見たときは衝撃でした…。)
海外でも、流通量の多い「ジョニ黒」の偽物を作る工場が摘発されたというニュースがありました。

では、こうした偽物を掴まされないためには、どんなことに気をつけたらいいでしょうか。

2.偽ウイスキーを掴まされないための5つのポイント

ネットには「偽物と本物を見分ける方法」として、「山崎12年は振った時、偽物の方が泡立ちが長く残る」「山崎18年は逆に偽物の方が泡立ちが収まるのが早い」「色味が違う」「液面の高さが違う」などが挙げられていますが、個人的には、買取店などのプロが行うならまだしも、

こうした判別は素人は行わない方が良い

と思っています。そもそも、「本物を横に置いて比較した場合」で試していることが多いので、本物がない場合は比較のしようがありません。

では、私たち個人はどうやって偽物に注意すればいいのか。そのポイントを5つ紹介します!

①基本的に個人との取引はしない

偽物を売るのは、圧倒的に「店舗」より「個人」の方が多いです。今はメルカリやラクマなど、個人間での売買も簡単にできますので、そこに偽物が紛れ込んでいる可能性はけっこう高いと思います。
やはり買うなら信用ある店舗がベストですね。

②個人間で売買する場合は、売り手の信用度を確かめる

そうは言っても、すでに店舗にないウイスキーもたくさんあります。その場合は、「売り手の信用度をできるだけ詳しく確かめる」しかありません。

単に「良い評価」がついているかどうかだけではなく、「コメント欄」「売り手の他の商品をチェック」「売り手が他の出品者につけている評価をチェック」など、複数の基準を持って行うのがよいと思います。
詳しくはこちらのサイトを。

③サントリー製品なら、ホログラムシールをチェック

サントリー「山崎」「白州」「響」には、偽造防止対策として2022年2月よりホログラムシールが貼られるようになりました。

ホログラムシールは高度な印刷技術が用いられており、同じものを作って偽造することはかなり困難です。そのため、ホログラムシールがあれば、ほぼ偽物の心配はしなくてよいと言えます。

ただし、2022年2月以前に製造されたサントリー製品には、ホログラムシールがないので、その点には留意が必要です!

④安売りには手を出さない

ネットで、たまに「流通価格よりも格安でレアウイスキーを販売しているサイト」がありますが、高確率で偽物、または詐欺の場合が多いです!

私も、以前、ウイスキーではありませんが、時計をほぼ市価の半額で販売しているサイトで騙されかけたことがあります。(なんとか被害には至りませんでしたが…。)

また、安くはなくても、支払い方法が「銀行振り込みのみ」となっているところにも注意。(ただし、クレジットカードが使えれば必ず安全ということではありません。)

ネットショップも、しっかり信用できるかどうか調べることが大切です。

⑤そもそも「人気のレアウイスキー」に手を出さない

まあ、これが最も安全な方法ですね!(身も蓋もありませんが…。)どうしても飲みたければ、それなりのバーに行けば飲むことができます。
個人的には、山崎や白州、響よりも安くて美味いスコッチはたくさんあると思ってますので、そういうウイスキーを安心して買って飲むのが一番いいんじゃないでしょうか。

偽物を掴まされないように気をつけて、安心・安全なウイスキーライフをお過ごしくださいね!

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