ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「サントリー ローヤル」です!
これをハイボールにすると…!
リンゴやメロンのような瑞々しい果実感、バニラの甘さと樽のビターさが心地いい、上品なめらかハイボール!
になりました!
サントリー ローヤル情報
原産国 日本
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン(国内製造)
キーモルト 山崎蒸溜所モルト原酒(パンチョン樽熟成)、白州蒸溜所モルト原酒
価格 税込み3000~3700円程度(2022・11 現在)
売っている所 スーパー・酒類量販店・ネットショップ
「ローヤル」は1960年、サントリー創業60周年を記念して、「オールド」を上回るサントリーのフラッグシップモデルとして発売されました。
1989年に、「響17年」が発売されるまでは、名実ともにサントリーの最高級ボトルだったんですね。
作ったのは、サントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーでもある鳥居信治郎氏。80歳の時に、山崎蒸溜所に隣接する椎尾神社の鳥居にかかる桜吹雪を見て、その光景にインスパイアされ、このブレンドが完成したという逸話があります。
2年後の1962年に、信治郎氏はこの世を去ってしまうので、彼の遺作でもあるんですね。
ローヤルの特徴は、なんといっても他に例を見ない形のボトル。
その形は、漢字の「酒」の右側の「つくり」の部分、「酉」をかたどったものです。
この文字は、十二支の「酉(とり)」でもあり、さらに酒を入れる壺や酒器も表しています。
また、独特な形状の栓のデザインは、前述した椎尾神社の鳥居をイメージしたものだそうです。
発売から60年の間に、ラベルはいろいろ変わりましたが、このボトルデザインは変わってないんですね。
ちなみに、「SR」の文字はもちろん「サントリー ローヤル」の頭文字。
現行ボトルにある「THE FOUNDER`S IDEAL」は「創設者の理想」という意味。鳥居信治郎氏の理想が詰まったボトルということですね!
サントリーのHPには、ローヤルについて次のように書かれています。
鳥井信治郎氏の最後にして最高の名作です。日本人が本当においしいと感じる味わいを求め続け、彼が完成させたブレンド比率はまさに「黄金比」と呼ぶにふさわしい極み。人間が美しいと感じる造型が黄金の比率からできているよう に、ローヤルもまた「黄金比」のブレンドから生まれます。
さすが昭和のサントリーの最高級ボトル、というところですね!
さっそく飲んでいきましょう!
まずは香りから。
いやー、めっちゃ甘くて華やかな香りです!
バニラや蜂蜜の香りと、リンゴやレーズンを思わせるフルーティーな香り。ちょっとメロンみたいな瑞々しい香りもしますね。
アルコール感やスモーキーさはほぼ感じられません。
甘い香りですが、甘ったるいということもなく、かなり上品な感じがします。
ストレートで飲んでみます。
蜂蜜とバニラ、それと同時に果実の甘さがぶわっと口の中に広がります。
リンゴ、レーズン、メロン、あとちょっと桃もあるかな。
口の中がフルーツバスケットのようです!ほんのりフローラルな感じもあるかな。
甘さはけっこう長く舌の上に残り、最後に樽由来のほろ苦さがすーっとやってきます。
これはストレートでも美味いですね~。
いよいよハイボールにしてみます!
炭酸で割っても、香りは甘くてフルーティー。
飲んでみると、バニラの甘さが口に広がり、リンゴやメロンの香りがふわっと鼻を抜けていきます。
瑞々しい果実感が感じられますね!
後口にはほんのり、樽由来のビターさが残ります。これもいい感じですね~。
美味いです!
ハイボールだと甘すぎないので、料理にも合わせやすいと思います。
出汁がしっかり効いた煮物や、蕎麦なんかにも合いそうな感じ。「日本人のために作られたブレンデッド」って感じがしますね!
昭和の最高級品が、今では3000円ちょっとで飲めるとは、いい時代になったものです。
(まあ、使われている原酒はもちろん変わっているでしょうが…。)
「昭和オヤジのウイスキー」のイメージが強いと思いますが、これはかなりのおすすめです!
ただ、この幅広のボトルはちょっと置き場所に困るのが難点。
そんな人向きに、ローヤルは「スリムボトル」も販売しています。
容量は660mlと、少し少ないのですが、価格が3000円を切るので、まずはスリムボトルから試してみてはどうでしょうか。
(ただしOKKAは昭和のオヤジなので、やはり700mlボトルが好みです!)
おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!
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