ガイアフロー　ブレンデッドM

ハイ！OKKAです！
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「ガイアフロー　ブレンデッドM」です！

これをハイボールにすると…！

バナナ＆オレンジの香りと蜂蜜の甘味広がる、ほんのりビターで、しっかり飲みごたえのあるリッチなハイボール！

になりました！

「ガイアフロー　ブレンデッドM」は、静岡県のガイアフロー静岡蒸溜所が製造・販売しているワールドブレンデッドウイスキー。

3年以上熟成した静岡産モルト原酒を、英国産のモルト原酒、グレーン原酒とブレンドさせて、独自の味を作り上げたということです。

ラベルも箱も鮮やかなオレンジ色です。これは、「静岡県から連想するミカンの色」だそうです。
商品名の「M」は、静岡蒸溜所生まれのモルトウイスキーが英国産ウイスキーと出会い、結びついたという「MEET」の頭文字から付けたそうですよ
「出会いのウイスキー」ってなんだかいいですよね！

ラベルも箱もめっちゃシンプルなのですが、おそらく「できるだけコストをかけずに、消費者へ届けたい」という考えがあってのことなんじゃないかなと思います。

ガイアフロー静岡蒸溜所は２０１６年から操業を開始しました。
社長の中村大航（なかむら たいこう）氏は、もともとは実家の精密部品製造会社の代表を務めていたのですが、2012年、自分が大好きなウイスキーの本場スコットランドのアイラ島を訪問して、小規模ウイスキー蒸溜所を見学したことがきっかけに、ウイスキーを自らの手でつくることを決意したということです。
すごい行動力の人ですね！

ガイアフロー静岡蒸溜所の特徴は、Ｋ（旧軽井沢蒸留所より移設した間接加熱式蒸留機）とＷ（薪直火式蒸留機）という２基の蒸留機を使っていること。Wの「薪直火式」は世界唯一だそうです。
Kからは軽やかで華やかなタイプの原酒、Wからは力強い、フルボディタイプの原酒がつくられます。
今回紹介する「ブレンデッドM」には、この２種類の原酒がブレンドされて使用されているということです。

発売されたのは今年の２月。希望小売価格は３９６０円（税込み）。
初回生産は５５５５本だけということで、発売してすぐにプレミア価格がついていました。もちろん、現在（２０２２年１１月）でも、ほぼ倍くらいの値段がついています。

でも、通年販売するということだったので、運が良ければどこかで出会えるかなあ…と思っていました。

するとある日、たまに行く地酒の専門店に行くと、なんとこのウイスキーが定価で！！

思わず光の速さでゲットしました。いやー、まさか地酒の店にあると思わんかった…。酒屋めぐりはするもんですねえ。
地酒専門店の中には「あかし」「戸河内」「駒ヶ岳」そして「ガイアフロー」など、日本のウイスキーを取り扱っている店もあるので、時々覗いてみることをおすすめします！

さっそく飲んでいきましょう！

まずは香りから。

おー、めっちゃ甘い香りがします！
バナナやオレンジのようなフルーティーな香り、さらに蜂蜜の香りもしますね。その奥にパンケーキのような香りもあります。
アルコール感も少し感じますが、あまりネガティブな印象はないかな。甘い香りが全体を包み込んでいます。

ストレートで飲んでみます。

ちょっとアルコールの刺激は感じるものの、フルーティーな香りと甘さが、その刺激を打ち消してくれます！
口に含むと、バナナとオレンジの香りが抜けていき、舌の上には蜂蜜の甘味が広がります。
余韻は樽感もあっていいですね。これは美味いです！
ブレンデッドですが、シングルモルトに負けないくらいの味わいと個性を持っていると感じました。

いよいよハイボールにしてみます！

香りはバナナ＆オレンジの、甘くて爽やかな感じ。

飲んでみると、ふわっと甘くて、しっかり飲みごたえのある、リッチなハイボールになりました！
オレンジのような柑橘の感じは、ストレートの時よりは控えめになりますが、バナナや蜂蜜の感じはしっかりあります！
余韻はほんのりビターで、これも心地よいですね～。
ぐいぐい飲むよりは、じっくり食後に飲みたいハイボールですね！

これが希望小売価格（３９６０円）で売っていたら、かなりお買い得だと思います！
倍の値段はさすがにどうかなとは思いますが、海外のブレンデッドに比べると、かなり個性的で、静岡産モルトの良さも出ていると感じるので、お金に余裕があればありかなあ。
とりあえず、一度は飲んでほしいウイスキーです！限定物ではなく、数量は少ないですが通年販売しているので、運が良ければOKKAのようにどこかで出会えるかも！
もし定価なら星９つつけたいところですが、入手難易度がちょっと高めなので…
おすすめ度は★★★★★★★★星８つでした！