ハイ、OKKAです！
今回紹介するの「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、「小さなモンスター」の名を持つシングルモルト！
「アードベッグ ウィー・ビースティー５年」です！
これをハイボールにすると…。
ヨード香の混ざったスモーキーフレーバー、グレープフルーツのような柑橘感、バニラの甘味とスパイシーな風味を感じる、ドライで暑い日にピッタリなハイボール！
になります！
アードベッグ ウィー・ビースティー５年情報
原産国 スコットランド （アイラ島）
アルコール度数 ４７.４度
内容量 ７００ｍｌ
原材料名 モルト
蒸溜所 アードベッグ蒸溜所
価格 税込み４２００円～５５００円程度（２０２３・９現在）
売っている所 酒類量販店・ネットショップ
アードベッグ蒸溜所の創業は１８１５年。ラフロイグ蒸溜所の創業と同じ年で、ボウモア蒸溜所に次いでアイラ島で２番目に歴史ある蒸溜所です。
場所はアイラ島の南端の海岸沿いで、東からアードベッグ蒸留所、ラガヴーリン蒸留所、ラフロイグ蒸留所と、アイラ島を代表する３蒸留所が並ぶように建設されています。
これらの3蒸留所は教会の教区が同じことから「キルダルトン3兄弟」と呼ばれています。
その「キルダルトン3兄弟」の中でもアードベッグ蒸留所は、実は経営が非常に苦しく、ウイスキー不況も相まって1981年に一度閉鎖されてしまいます。
１９８９年には断続的に蒸溜を再開するなど、様々な努力をするものの、なかなか上手くいかず、設備の老朽化が進んでいたこともあり、１９９８年には再び閉鎖。そしてたったの約13億円で売りに出されてしまいます。
しかし、この売却が蒸溜所の運命を変えます。購入したのはグレンモーレンジィー社。
グレンモーレンジィー社のウイスキーのノウハウと、そのオーナーであるルイヴィトン社によってブランディングのテコ入れが行われ、２００８年に「アードベッグ１０年」がワールドウイスキーオブザイヤー受賞。アイラ島のみならず、スコットランドを代表するシングルモルトとして、一躍有名になります。
今では、「アードベギャン」と呼ばれる熱狂的なファンも多くなり、限定品を出せばあっという間に売り切れるほどの人気の蒸溜所となりました。
そのアードベッグ蒸溜所が２０２０年に発売したのが「アードベッグ ウィー・ビースティー５年」です。
バーボン樽とオロロソシェリー樽で５年以上熟成させた原酒をブレンド。
公式HPには、以下のような紹介がありました。
「ウィー・ビースティー」はスコットランドの言葉で、小さいながらも強烈なインパクトがあり、手の付けられないリトルモンスターの意味を持ちます。そして、その熟成年数の若さを武器に、スモーキーさの際立つアイラ・モルトに仕上がりました。グラスに注いだ瞬間から、砕いた黒胡椒の強いスパイシーさと樹液たっぷりの松脂の香り、そして強烈な煙の香りを感じます。口に含むと、チョコレート、クレオソート、タールの風味が爆発し、滋味あふれる肉や潮の風味が余韻として長く残ります。
果たしてこの紹介文通りの味わいなのか。
さっそく飲んでいきましょう！
まずは香りから。
お、思ったより、正露丸のようなピート臭は穏やかですねえ。（もちろん普通のウイスキーよりはかなり感じますが。）ヨード香だけでなく、木を燻したような香りもありますね。
その奥に、シェリー樽由来のレーズンや、グレープフルーツのような柑橘系のフルーティーな香りもします。
バーボン樽由来のバニラの甘い香りも感じますね。でも、それほど強くはなく、ちょっとドライな感じ。
ストレートで飲んでみます。
お、さすがに直接飲むと、ピートがガツンと来ます。バニラの甘い香り、樽のような木の香りも…。うん、紹介文にあるように、松脂っぽい感じもありますね。
レーズンやリンゴ、グレープフルーツのフルーティーな感じもありますね。
飲んだ後は甘みが広がって、余韻はスモーキーフレーバーとスパイシーさが口の中に残ります。もあり５年と若く、アルコール度数も高めですが、アルコールの刺激はそんなに感じません。（ただし、飲んだ後に口と喉がカアッと熱くはなります。）
やはり１０年よりはドライな感じですね。なかなか美味いです！
いよいよハイボールにしてみます！
ヨード香の混ざったスモーキーな感じは、ストレートより穏やかになりますが、しっかり感じます。
飲んでみると、穏やかなバニラの甘味が口の中に広がり、その後にグレープフルーツのような爽やかな柑橘感を感じます。
鼻から抜けていくスモーキーフレーバーが心地いいですね～。
最後にスパイシー感があり、すっとドライに切れていきます。
これは暑い日にぴったりですね！焼肉を食べながら、ゴクゴク行きたい感じのハイボールです！
おすすめ度は★★★★★★★★星８つでした！
コメント