アードベッグ アンオー

おすすめウイスキー

ハイ、OKKAです!

今回紹介するの「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、残念ながら日本では終売になった、アイラ島の中ではかなり優しいスモーキーフレーバーのシングルモルト!

「アードベッグ アンオー」です!

これをハイボールにすると…。

柔らかなヨード香とスモーキーフレーバー、バニラの甘味、レモンのような柑橘感の後に、桃のようなフルーティーさと海を感じさせる潮っぽさを味わえる、アードベッグの中では一番優しい感じのハイボール!

になります!

アードベッグ アンオー情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 46.6度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 アードベッグ蒸溜所
価格 税込み8200円~9500円程度(2023・12現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

「アードベッグ アンオー」は、2017年に発売されました。
アンオーという名前は、アイラ島の最南端に位置するマル・オブ・オー(オー岬)にちなんで名付けられたそうです。
ごつごつした岸壁が、何度も波を受けて削られていくように、アンオーは、尖った感じの「10年」よりも、エレガントで洗練された味になっているそうですよ。

アードベッグの蒸留・製造最高責任者のビル・ラムズデン博士はインタビューで次のように答えています。

Whisky Magazine Japanより引用

──アードベッグといえば「世界で最もピーティーなウイスキー」として熱烈なファンに愛されています。この「アンオー」はどんな存在になるでしょうか。

もっとも一般的なアードベッグ10年に比べると、「アンオー」はよりエレガントで洗練されています。飲みやすくて、カラフルな味わいですね。

──そのカラフルな味わいとはどこからやってくるのでしょう。

原酒を、甘さをもたらすペドロヒメネス(シェリー)樽、スパイシーさをもたらすチャーをほどこした(内面を焼いた)新樽、アードベッグらしさをもたらすファーストフィルのバーボン樽の、3種類の樽で熟成させているんです。それらを専用の部屋でヴァッティング(複数のシングルモルトを桶に入れて混和)することによって、それぞれの個性が色彩豊かに放たれるカラーパレットを作りました。

──おすすめの飲み方・楽しみ方は?

アイラ島では一般的なのですが、生牡蠣にアードベッグをほんの数滴たらしてそのままチュッと食べるのは美味いですよ。海産物とも相性がいいので、たとえば「アンオー」を数滴加えた醤油で寿司や刺身を食べてみたらおいしいんじゃないかな。

※インタビューはForbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)より引用

まあ、お寿司の食べ方はラムズデン氏も実際にはやったことないそうですが(笑)。

でも、実はこの「アンオー」、2022年には日本での販売が終了しているんですよね。日本で販売されたのは、たった5年という短さでした。
(海外では普通に売っています。ですから現在、日本で手に入るのは並行輸入品ですね。)

なぜ日本だけで終売になったのかという理由ははっきりしませんが、一説には
「アードベッグとしては味のインパクトが薄く、消費者のニーズとマッチしていなかったのではないか」
「2022年からはよりインパクトのある味わいの『ウィービースティー』を売り出すので、その販売に注力するため、アードベッグの中で一番売れていないアンオーを削ったのではないか」

ということが言われています。

では、その味わいはどうなのか。

さっそく飲んでいきましょう!

まず香りから。

うん、アイラ特有のヨード香を感じますが、けっこう穏やかですね。また、木を燻したようなスモーキーフレーバーもありますが、「10年」や「コリーヴレッカン」に比べると弱い感じ。

その代わり、バニラの甘い香り、レモンのような柑橘系の香り、桃のようなフルーティーな香りを感じます。少し潮っぽい香りもしますね。

ストレートでいただきます。

口当たりはなめらかでクリーミー。口の中に、バニラの甘味とフルーティーな桃感、さらに爽やかな柑橘の甘酸っぱさが広がります。

余韻はかなりスパイシー&ソルティ―。ジンジャーやシナモンのような風味と、けっこう強めの潮の感じがありますね。

また、麦芽の優しい甘味、樽由来のビターな風味もあります。これは美味いですね。

いよいよハイボールにしてみます!

炭酸で割ると、ストレートよりも甘い香りが減って、スモーキーな香りが印象的になる感じ。

飲んでみると、まず口の中に広がるのはバニラの甘味。その後、レモンのような柑橘感と桃のようなフルーティーさも感じます。
鼻からは柔らかなヨード香とスモーキーフレーバーがすうっと抜けていっていい感じ。
これは美味いですね~。

余韻には、やはり海を感じさせる潮っぽさと、スパイシーな風味が残ります。

香りも甘味もあまり主張しないので、アードベッグの中では、一番飲みやすい味と言えるかもしれませんね。

でも、逆に言えばあまりインパクトがないというのも事実。
アイラモルトの初心者にはちょうどいいと思いますが、アイラ好きだとちょっと物足りなく感じるんじゃないかなあ。(といっても他の地域のシングルモルトと比べれば十分個性的ですが。)
終売前の価格(税込み7700円)ならともかく、1万円近くの価値があるかは微妙なところですね。

ただ、強い主張がないので、食中酒としても使えるのはいいところ。肉料理はもちろん、魚介を使った料理にも合うと思いますよ!

おすすめ度は★★★★★★★星7つでした!

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