アードベッグ コリーヴレッカン

おすすめウイスキー

ハイ、OKKAです!

今回紹介するの「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、世界中にファンを持つ、アイラ島のスモーキーなシングルモルト!しかもカスクストレングス!

「アードベッグ コリーヴレッカン」です!

これをハイボールにすると…。

パワフルなヨード香とスモーキーフレーバー、潮の香りとスパイシーさ、コーヒーのような香ばしさと渋味の中に、柑橘系の甘味とフルーティーさを感じる、濃厚で力強い、飲みごたえ抜群のハイボール!

になります!

アードベッグ コリーヴレッカン情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 57.1度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 アードベッグ蒸溜所
価格 税込み9500円~14000円程度(2023・12現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

アードベッグ蒸溜所は、1815年にジョン・マクドゥーガルによって創設された、アイラ島でボウモアに次いで2番目に歴史のある蒸溜所です。(ちなみにラフロイグと同じ年です。)

創設後、オーナーが何度も変わり、また、その独特の個性を持つモルトが受け入れられず、2度にわたって蒸溜所閉鎖の危機を迎えることもあったのですが、グレンモーレンジィ社の所有になってから、風向きが変わっていきます。

グレンモーレンジィ社がアードベッグを買収したのは1997年。ちなみに、当時の関係者はこんな証言をしています。

「蒸留所の壁に、靴箱がひっかけてあったんだ。『これはこの地域の風習か何かかな?』と思って蒸留所メンバーに聞いてみると…驚いた。箱を外してみると、電気のブレーカーが出てきたんだ。壊れたカバーを修繕する費用を節約してまで運営を続けてきた努力にすごく感動したよ。」

「アードベッグに赴任する夫と共にアイラに降り立ったのが97年の8月。ちょうどダイアナ妃が事故で亡くなった日だったから、その日のことはとてもよく覚えているの。当時の蒸留所は改修前でまだボロボロ。アイラに行く前『アードベッグは素敵なところだよ』なんて言っていた夫に、思わず『うそつき!!』って叫んでしまったくらいよ。」
世界が熱望するアイラモルト ARDBEG (ardbegjapan.com)より引用)

その後、蒸溜所の設備の改修を行い、2000年にはあの「アードベッグ10年」をリリースします。

実は「10年」はそれ以前にも発売していたのですが、終売になっていたんですね。
その「10年」に、グレンモーレンジィのノウハウを生かして、「香りは刺激的だが、味わいは繊細でスイート」な「新10年」として発売したのです。

これがおおいに当たって、アードベッグ復活の足がかりになったのです。

今回紹介する「コリーヴレッカン」はアメリカンオーク樽とフレンチオーク新樽で熟成した原酒をブレンドしたもの。それを加水せずにボトリングしています。いわゆる「カスクストレングス」ですね。

2008年、アードベッグのファンクラブであるアードベッグ・コミッティの会員向けに5000本限定で販売したところ、大反響だったので、翌年の2009年に定番商品として発売されました。

ちなみに、「コリーヴレッカン」とは、ヨーロッパ最大の大渦潮が発生する「海峡」の事です。
スコットランド西岸沖にあるヘブリディーズ諸島の中にあるアイラ島とジュラ島のそばにあり、ケルトの伝説においても登場するそうですよ。

さっそく飲んでいきましょう!

まずは香りから。

まず感じるのはかなりパワフルなピート香。アイラ特有のヨード香と、木を燃やした時の灰のような香りがします。
さらに、海を思わせる潮っぽい香りや、柑橘系のフルーティーな香りもありますね。アイラモルトの中でも、かなりインパクトのある香りだと思います。
慣れてるとかなりいい香りに感じますが、あんまり初心者向けではないかも。

ストレートで飲んでみます。

さすがにカスクストレングスだけあって、どっしりとした濃厚な飲みごたえがありますね。
口の中に広がるのは柑橘系のフルーティーで甘酸っぱい風味と、レッドペッパーのようなピリッとしたスパイシーさと潮っ気。さらにコーヒーのような香ばしさと渋みも感じます。鼻からはパワフルなピート香が抜けていきます。
余韻は樽のウッディな渋味、ほろ苦さとスパイシーな風味がかなり長く残る印象です。かなり複雑な味わいですが、これは美味いですね~。
でも、やはりカスクストレングスだけあって、ちょっと飲みづらさも感じるかな。少し加水するとちょうどいい感じになります!

いよいよハイボールにしてみます!

香りは、炭酸で割ってもなかなかパワフルなヨード香&灰のようなスモーキー。

飲んでみると、グレープフルーツのような甘味・酸味・渋味を感じ、さらにピリッとしたスパイシーな風味も広がります。潮っぽさもしっかり感じますね。コーヒーのような香ばしさと渋みも感じます。
鼻からはスモーキーフレーバーがふわっと抜けていき、余韻には複雑な苦味、渋味、スパイシーさが残ります。
アルコール度数も高めなので、力強くてしっかり飲みごたえのある、濃厚ハイボールという感じです!これは美味いですね~!

これはスパイスの効いた肉料理に合いそう!
ただ、かなり個性的で濃厚なので、ちょっと飲み疲れしそうな感じもあります。
価格も、アードベッグの定番品の中では一番高いので、「ハイボール要員」としてのみ購入するのはあんまりおすすめできないかなあ。もちろんハイボールも美味いのですが、どちらかというとストレートやロックでじっくり飲みたい人向け、という感じがします。

おすすめ度は★★★★★★★星7つでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました