アラン シェリーカスク

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「アラン シェリーカスク」です!

これをハイボールにすると…!

ブラッドオレンジのような甘味と爽やかさ、ドライフルーツの香味を感じる、しっかり飲みごたえのあるハイボール!

になります!

アラン シェリーカスク情報
原産国 スコットランド (アラン島)
アルコール度数 55.8度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ロックランザ蒸溜所(2019年に「アイル・オブ・アラン蒸溜所」から改名)
価格 税込み8600円~10000円程度(2022・10 現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ

アラン島があるのは、スコットランドのクライド湾内。
他にも多くの島がありますが、その中でアラン島は1番面積の大きい島となります。
大きいとは言っても、面積は約430㎡、日本の鹿児島県の種子島と同じくらいの大きさです。

地図上では「アイル・オブ・アラン蒸溜所」ですが、現在は「ロックランザ蒸溜所」に改名されています。

気候や水質など、ウイスキー造りに適した場所で、1700年後半~1800年代前半のアラン島には、50を超える蒸溜所があったそうです。
しかし、高い酒税を納めなければならなくなり、それが元で、蒸溜所は次々と閉鎖されることになります。
1837年のラッグ蒸溜所閉鎖を最後に、アラン島ではウイスキーが全く作られなくなってしまったのです

そんなアラン島でしたが、シーバスリーガルの元ディレクターであるハロルド・カリー氏が「自分の蒸溜所を持ちたい」という長年の夢を叶える形で、1995年に「アイル・オブ・アラン蒸留所」が設立されました!

当時は、世界的にも「ウイスキー冬の時代」だったのですが、「ブレンデッド用ではなく、『シングルモルト』として、こだわりのウイスキーを造る」というコンセプトが当たり、今では大人気のシングルモルトとして愛されるようになりました。

「アラン シェリーカスク」は、すべてファーストフィルのシェリーホグスヘッドで熟成された、アランを代表するボトルの1本。
熟成年数は7年程度だそうですが、アラン島はスコットランドの他の地方に比べて、気候が温暖なので、熟成が早く進むそうです。
そのため、シェリー樽のリッチなフレーバーがしっかり引き出されているということですよ!

ラベルを見ると、上の方に「ノンチルフィルタード」「ナチュラルカラー」、下の方には「カスクストレングス」ってあります。

「ノンチルフィルタード」は冷却濾過をしていないということ。ウイスキーの持つ元々の個性を取り除かないでいる、ということです。

また、「ナチュラルカラー」は色素で着色をしていないということ。
実は多くのウイスキーは、見た目を統一するためにカラメル色素で着色されています。
まあ、私は気にしないんですが、無着色だと「品質に自信があるんだな」って思いますよね。

「カスクストレングス」は原酒を加水しないでそのまま詰めています、ということ。アルコール度数は55.8%もあります!

いろいろ書きましたが、とにかく美味そうってことですね!

さっそく飲んでいきましょう!

まず香りから。

まず、シェリー樽特有の、レーズンの甘い香りがしますね!さらに完熟リンゴのような香りもします。ちょっとオレンジのような柑橘系の香りもするかな。とにかく、フルーティーでいい香りです!
アルコール度数が高いにも関わらず、アルコールのツンとするような刺激はほとんど感じませんね。

ストレートで飲んでみます。

おお、さすがに55.8%だけあって、アルコールの刺激がパワフルにブワっときますが、ビリビリした感じはないですね。やはりレーズンやリンゴの完熟フルーツの甘さもかなり感じます。スパイシーな刺激や、樽由来の渋みもありますね。余韻にはナッツのような香ばしさもあります。
ちょっと加水してみると、アルコールの刺激は抑えられ、かなり飲みやすくなりました!
これはいいですねえ。香りもさらに甘くなった感じで、美味いです!

いよいよハイボールにしてみます!

香りはやはりフルーティー。ドライフルーツの甘い香りに、ちょっと柑橘の香りも感じます。
飲んでみると、ブラッドオレンジのような、濃くてコクのある柑橘系の酸味と甘さを感じます。
その奥にドライフルーツの香りと甘味も感じますね!
余韻にはナッツの香ばしさ、樽から来る渋味を感じますが、これがとても心地いい感じ。飲みごたえも抜群ですね。
シェリー系のウイスキーは、ハイボールに向かないとよく言われますが、この「シェリーカスク」はハイボールにしてもしっかり美味いです!

ただし、人気のせいか、値段も結構高くなっており、希望小売価格は税込み6600円だそうですが、その値段ではほぼ買えません…(泣)。
店頭でもあまり見かけないので、ちょっと入手難易度が高い感じ。
でも8000円台の価値は十分あると思いますよ!

そうなると、値段的に「ハイボールにするなんてもったいない」という人もいると思います。
しかし、いろいろな飲み方ができるのが、ウイスキーのいいところ。
加水やロックもおすすめですが、ハイボールも一杯くらい飲んでみて欲しいですね!
おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!

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