ブラックニッカ スペシャル

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「ブラックニッカ スペシャル」です!

これをハイボールにすると…!

なめらかな甘さとスモーキー感が心地いい、1000円前半とは思えない本格ハイボール!

になりました!

ブラックニッカ スペシャル情報
原産国 日本
アルコール度数 42度
内容量 720ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト 余市蒸溜所モルト・宮城峡蒸溜所モルト(海外原酒も一部使用)
価格 税込み1200~1500円程度(2022・9 現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

「ブラックニッカ」は、竹鶴正孝が、「日本の洋酒界を代表するウイスキーにしたい」という思いから作り上げたウイスキー。1956年に初代が発売されました。
この「ブラックニッカ スペシャル」は、その正統な後継品とも言える一本です。それが証拠に、ボトルデザインが「二代目ブラックニッカ」とほぼ同じなんですね。

2代目ブラックニッカ BLACK NIKKA HISTORY|ブラックニッカ|商品紹介|NIKKA WHISKYより引用

ちなみに、このボトルに描かれている、いわゆる「ニッカのひげのおじさん」は、19世紀英国のW・P・ローリーという人がモデルです。ウイスキーのブレンドの重要性を説き、「キング・オブ・ブレンダーズ」と呼ばれた人物だそうです。

ただ、これには諸説あって、17世紀の冒険家、ウォルター・ローリー卿ではないかという話もあるんですね。
現在のところ、ニッカでは前者の「W・P・ローリー」説を採用している、ということだそうです。

それにしても、ブラックニッカの他のシリーズ(クリア・リッチブレンド・ディープブレンド)はどこでも売ってるのに、これは酒屋でしか見たことないんですよね…。
ニッカのHPでも、この「スペシャル」についてはほとんど触れられていません。

これはOKKAの想像ですが、おそらく、この「スペシャル」はそんなに多く売る気がそもそもないのかもしれません。
「初代ブラックニッカの味わいを現代に伝える」ためには、それだけ良質の原酒が必要で、コンビニやスーパーで販売してしまうとすぐに枯渇してしまう恐れがあるため、酒類販売店のみで販売しているのではないかと思うんですね。(考えすぎかなあ。)

この想像が当たっていれば、それだけニッカはこの「スペシャル」を「特別なウイスキー」として見ているということになるのではないでしょうか。(名前も「スペシャル」だし。)

実際、余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所のモルト、それにカフェグレーン(カフェ式連続式蒸留機で作られた、風味豊かなグレーンウイスキー)が使われているということで、値段以上に贅沢なウイスキーと言えるんじゃないでしょうか。

さらに、アルコール度数も42度、容量もちょっと多めの720mlというのも、お得感を感じますね!

さっそく飲んでいきましょう!

まずは香りから。

まるでダークチョコのような甘い香りと、スモーキーさがぐっときます。これは「シングルモルト余市」を飲んだ時にも感じたやつです。(無論、余市の方が強烈でしたが。)余市のモルト原酒が使われているのが分かりますね。その奥に、リンゴっぽいフルーティな感じもしますね。

ストレートで飲んでみます。

アルコール感はありますが、そこまで感じません。スモーキーさと、チョコと麦芽の甘さが広がり、余韻も甘さとビターな感じが、この価格帯のウイスキーとしては、けっこう長く残ります。
…これ、ほんとに1000円ちょっとのウイスキーなの?って感じです。美味いですね!

いよいよハイボールにしてみます!

香りは蜂蜜とバニラの甘さ。それにリンゴのフルーティーな香りを感じます。
飲んでみると、なめらかな甘さとスモーキーさがとっても心地いいです。この甘さはカフェグレーン由来かな。ちょっとバニラっぽい甘さです。

余韻にちょっとビターチョコのような心地よい苦さが残ります。
これは美味いですね~。アルコール度数42度という、少し高めの設定なので、飲みごたえもあります。

個性的ではありますが、それぞれの個性のバランスがよく、突出していないので、いろいろな料理にも合いそうです。麻婆豆腐や回鍋肉などの中華に合わせるといい感じだと思います!

1000円台前半のウイスキーとしては、かなりのレベルの高さを感じました。これを飲んで、竹鶴正孝の作った「初代ブラックニッカ」に思いをはせるのもいいんじゃないでしょうか。
おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!

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