バスカー　

ハイ！OKKAです！
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「バスカー」です！

これをハイボールにすると…！

ライチやパイナップルのような香りと酸味、蜂蜜の甘味が感じられる、爽やかでバランスのいいハイボール！

になりました！

バスカーは、ジェムソンと同じく、アイルランドで造られたアイリッシュウイスキーです。

2016年にアイルランドのカーロウに建てられた「ロイヤルオーク蒸溜所」で造られています。１８世紀に建てられた邸宅を改修して作られたそうですよ。

バスカーのブランドが立ち上げられたのは２０２０年。
けっこう新しいブランドなんですが、２０２１年、アメリカのワインとお酒の専門誌『ワインエンスージアスト』誌において、アイリッシュブレンド部門最高賞の「ザ・ベスト・バイ・アマング・アイリッシュブレンド」を受賞するのです！
いきなり世界で認められたんですね。すごい！

バスカーの大きな特徴は次の２つ。

１．「モルトウイスキー」「ポットスチルウイスキー」「グレーンウイスキー」の３つがブレンドされていること。
２．熟成樽として、バーボン樽、シェリー樽、マルサラワイン樽の3種が使用されていること。

ポットスチルウイスキーとは通常の麦芽（モルト）と未発芽の大麦の両方を原材料に使用し、銅製のポットスチルで蒸溜し、樽熟成させたウイスキーのこと。
麦の風味が出やすいと言われていて、アイリッシュ独特の製法です。

バスカーを製造する「ロイヤルオーク蒸溜所」では、バスカーに使われる「モルトウイスキー」「ポットスチルウイスキー」「グレーンウイスキー」の３つを作ることができます。
したがって、それらをブレンドして作られたバスカーは、世界でも珍しい「シングルブレンデッドウイスキー」（単一の蒸溜所で作られた原酒のみをブレンドしたウイスキー）となっています。

また、この価格帯（２０００円前後）で、マルサラワイン樽が使われているのも珍しいですね。
マルサラワインは、シェリー酒と同じく、アルコール分を上げた「酒精強化ワイン」。イタリアを代表する酒で、ティラミスにも使われています。

しかも、ここで使われているマルサラワイン樽は、イタリア・シチリア島の老舗ブランドである「フローリオ」で使われていた樽のみを使用しているとのこと。かなり贅沢ですね！

さっそく飲んでいきましょう！

まずは香りから。

お、ライチのような、トロピカルフルーツを思わせるフルーティーな香りがしますね。おそらく、これがマルサラワイン樽由来の香りだと思います。
それに、蜂蜜のような甘い香りもあります。
その奥に、トーストのような香ばしさも感じますね。

ストレートで飲んでみます。

口当たりは軽く、蜂蜜の甘味と、ほのかな酸味が広がります。鼻から抜けていくのは、トロピカルフルーツのような香り。ちょっと柑橘の感じもあるかな。
余韻には、樽の感じさせるほろ苦さを感じます。
ちょっとアルコールの刺激もありますが、ストレートでも十分飲めますね。

いよいよハイボールにしてみます！

弾ける炭酸と共に、ふわっと香るのはライチとパイナップルの香り。
飲んでみると、蜂蜜の優しい甘さが口の中に広がります。爽やかな酸味もありますね。
余韻には樽っぽいウッディな感じもありますが、それほど強くはなく、すっきり軽快に飲める感じです。

甘味、酸味、苦味がどれもバランスよく、すっきりとした美味いハイボールです！

ボトルもオシャレな上に、これだけリーズナブルで美味ければ、人気が出るのも分かりますね！
おすすめ度は★★★★★★★★星８つでした！

バスカーは、この緑のブレンデッド以外にも「シングルモルト」「シングルポットスチル」「シングルグレーン」の３種類があります。４種類ともぜひ飲みたいと思いました！