ブルックラディ ザ・クラシックラディ

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「ブルックラディ ザ・クラシックラディ」です!

これをハイボールにすると…!

甘くて麦芽の香りをしっかり感じられ、後口は柑橘系の香りが抜けていく、口当たり抜群なハイボール!

になりました!

ブルックラディ ザ・クラシックラディ情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 50度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ブルックラディ(ブルイックラディ)蒸溜所
価格 税込み5200円~6600円程度(2023・1 現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

この「ザ・クラシックラディ」を造っているブルックラディ蒸溜所は、スコットランドのアイラ島にあります。(現地では「ブルイックラディ」と発音するそうです。)

ブルックラディ蒸溜所 ウイスキーを好きになるメディア「BARREL」 (barrel365.com)より引用

創業は1881年の歴史ある蒸溜所。しかし、第2次世界大戦がきっかけで業績が落ち込み、なんとかオーナーを変えながら製造を続けていたのですが、1995年にとうとう閉鎖に追い込まれてしまいます…。

でも、捨てる神あれば拾う神あり。2001年にウイスキーアンバサダーとして世界中で活躍していた「スコッチ界のレジェンド」と言われるジム・マッキュワン氏によって再建されるのです!

ジム・マッキュワン Whisky Magazine Japanより引用

「2000年に操業を再開する際、プロジェクトチームが私に声をかけてくれました。ぜひ参加してくれと。当時私は38年務めたボウモア蒸溜所の一員でした。ブランドアンバサダーとして世界中を飛び回り、そのため空港に近いグラスゴーに住んでいたのですが、故郷であるアイラ島に戻り、ウイスキーづくりに再び携われることは最高のオファーでした。一も二もなく引き受けましたよ。」
(ジム・マッキュワン氏のインタビューより。Whisky Magazine Japanより引用。)

こうして甦ったブルックラディ蒸溜所。

現在は主に3種類のウイスキーを製造販売しています。

ブルックラディ蒸溜所で製造されているウイスキー
①ザ・クラシックラディ
ノンピート(スモーキーフレーバーがほとんどない)で甘口、フルーティーなウイスキー。

②ポートシャーロット
ヘビーピート(かなりスモーキー)なウイスキー。でも、アイラ島特有の「ヨード香」はあまり感じられず、「木材を燻した」香りが強い。

③オクトモア
スーパーヘビーピートで、今のところスモーキーさでは「世界最強」と言われている。

今回紹介する「ザ・クラシックラディ」は、ノンピートなので、スモーキーな香りが苦手な人も大丈夫ですよ!
ボトルも水色でなかなかカワイイ!飾っておきたくなりますね。

ブルックラディ蒸溜所の最大の特徴は、「テロワール」の概念をウイスキーに持ち込んだこと。
テロワールはもともとワインで使われていた言葉で、風土や気候、環境や文化など、その土地ならではの性格を製品作りに取り込んでいくことです。

このコンセプトを打ち出したのは、もちろんジム・マッキュワン氏。
大麦も水も、できるだけアイラ島でとれたものだけを使うようにしよう、というわけです。

しかし、これがまた大変。実はアイラ島ではここ100年ほど大麦が作られていなかったのです。

そこで、ジム・マッキュワン氏が地元の農家に掛け合って、大麦を作ってもらうよう説得するところから始めました。
その熱意が伝わり、2005年は2件しかなかった契約農家も現在(2022年)では20軒ほどに増え、使われる麦芽も半分以上がアイラ島およびオークニー諸島で生産したものになったのです。

また、ブルックラディ蒸溜所では「手作り」にこだわり、できるだけコンピューターや自動機器を使用せずにウイスキーを作っているそうです。
ブルックラディのウイスキーが少々高めなのも納得ですね。

ちなみに、ボトルには下の写真のように、ボトリングされた年月日と製造番号が記載されています。

公式HPにこの番号を打ち込めば、「使用された樽の数」やその樽の「種類」「熟成年数」などがわかるようになっていた…んですが、残念ながら現在(2022・9月)このページは工事中。
もし再開したらまたお知らせしたいと思います!

※2023年1月現在、このページが見られるようになっています!

さっそく飲んでいきましょう!

まずは香りから。

かなり甘い蜂蜜の香り。それから、パンケーキのような香ばしい香りもします。これは麦芽の香りですね。
その奥に、フローラルな香りや、柑橘系のフルーティーな香りもあります。
なかなか複雑ながら、いい香りですね~。

ストレートで飲んでみます。

まず口に広がるのが蜂蜜の甘さ。そして麦芽のコクと、トーストのような香り。それから、柑橘系の爽やかな香りがすうっと鼻に抜けていきます。
余韻はけっこうスパイシーですが、50度というアルコール度数を考えると、かなり飲みやすいですね~。あんまり重さを感じません。ストレートも美味いです!

いよいよハイボールにしてみます!

甘い香りや味わいはちょっと抑えられますが、その分、柑橘系のフルーティーな香りがしますね~。
あと、ちょっと白ワインを思わせるような香りもしてきます。
飲むと、フルーティーな香りにプラスして、麦芽のコクをしっかりと感じます。
例えるなら、レモンマーマレードを塗ったトーストを食べているみたい。
でも、飲み口はさっぱり。口当たりは抜群で、度数が高いのにすいすい飲めてしまいます。
いかんいかん。こういうウイスキーはもうちょっとゆったり飲まないと!

後味はちょっとビターですが、これがまた心地いい。これは美味いですね~。

値段は高めではありますが、アイラ島の自然を感じながら、ゆったりと飲む。そんな豊かな時間を演出してくれるハイボールだと思いました!(ただし飲みすぎ注意です!)

おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!

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