ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「カネマラ オリジナル」です!
これをハイボールにすると…!
蜂蜜の甘さと青リンゴのフルーティーさに、ほんのりと焚火のようなスモーキーな香りが漂う、なめらかハイボール!
になりました!
カネマラ オリジナル情報
原産国 アイルランド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 クーリー蒸溜所
価格 税込み3300円~4000円程度(2023・3 現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ
カネマラはアイルランドで造られた「アイリッシュウイスキー」です。
アイルランドは「ウイスキー発祥の地」と言われており、そこで作られたアイリッシュウイスキーは、19世紀の半ばまではスコッチウイスキーを凌ぐくらいの生産量を誇っていました。
蒸溜所もその当時は160か所以上あったそうですよ。
しかし、その後アイリッシュウイスキーは低迷…。
1975年には蒸溜所も「新ミドルトン蒸溜所」と「ブッシュミルズ蒸溜所」の2か所だけになってしまいました…。
これではいかん!と立ち上がったのが、ジョン・ティーリング。
彼は1987年に「クーリー蒸溜所」を建て、それまでアイリッシュウイスキーになかった「ピーテッドモルト」を使ったシングルモルトを生み出します。
それがこの「カネマラ オリジナル」なんですね。
その名前の由来は、アイルランド西部にあるカネマラ地方。ここは昔、ピート(泥炭)の採掘場があったところで、昔はアイリッシュウイスキーもピートを焚いて造っていたんですね。
その懐古の意味をこめて、「カネマラ」と名付けたそうです。
これが見事にヒット!
その後、ジョンは2007年に「キルベガン蒸溜所」も設立。
さらに、2人の息子(ジャック・ティーリングとスティーブン・ティーリング)は、2015年にティーリング・ウイスキー・カンパニーを設立し、アイリッシュウイスキーに新しい風を吹き込み続けています。
「カネマラ オリジナル」はアイリッシュウイスキーには珍しく、「2回蒸溜のモルト原酒のみ」を使ったウイスキー。(通常、アイリッシュウイスキーは3回蒸溜で、ポットスチルウイスキーやグレーンウイスキーをブレンドしています。)
要は、「アイリッシュだけど、スコッチと同じ作り方をしている」ということなんですね。
スモーキーの度合いを示すフェノール値は14ppm。ラフロイグは約50ppmなので、スモーキーと言ってもそこまで強くないことが、数値からも分かります。
モルト原酒は「フレッシュな味わいの4年熟成」「フルーティーな香りの6年熟成」「バニラや蜂蜜の甘味を感じる8年熟成」の3種類の原酒を使っているそうです。
さっそく飲んでいきましょう!
まずは香りから。
まず香ってくるのは、焚火のようなスモーキーな香り。アイラモルトのような薬品っぽいヨード香はほぼありませんね。
スモーキーな香りに交じって、蜂蜜やバニラのような甘い香り、青リンゴのようなフレッシュでフルーティーな香りも感じます。
その奥に、ちょっぴりナッツの香りもあるかな。
スモーキーと言っても、それほど強くはありません。他のウイスキーで例えると、「ティーチャーズ以上、ボウモア以下」って感じかな。
ストレートで飲んでみます。
まず感じるのはフレッシュな青リンゴの風味。そして、舌の上に蜂蜜の甘味が広がります。
その後に、ふわっと鼻を抜けていくスモーキーフレーバー。
余韻はちょっぴりスパイシーで、ナッツのような香ばしさも感じますね。
これはストレートでもなかなか美味いです!
いよいよハイボールにしてみます!
はじける炭酸と共に、ふわっとスモーキーな香りと、青リンゴのフルーティーな香りがしてきます。
飲んでみると、とてもなめらかな舌触り。するっと口に入ってきます。
そして、ふわっと蜂蜜の甘味が舌に広がり、鼻からはほんのりとしたスモーキーな香りと、青リンゴのフルーティーな香りが抜けていきます。「焚火に当たりながら青リンゴをかじってる」って感じでしょうか。
余韻はちょっぴりスパイシーな風味があり、これが全体を引き締めていますね。
いやー、これはめっちゃ美味い!
2回蒸溜ということですが、アイリッシュウイスキーの飲みやすさもあり、それでいて軽すぎず、飲みごたえもあります。
肉料理を始め、いろんな料理に合いそうですが、ハイボール単体でも十分楽しめますね。
この味わいのシングルモルトが3000円台というのは、かなりコスパがいいと思います!
スモーキー具合もほどほどなので、スモーキー入門にもうってつけのウイスキーですね!
おすすめ度は★★★★★★★★★星9つでした!
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