ザ・フェイマスグラウス　

ハイ、OKKAです！
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、「ザ・フェイマスグラウス」！
これをハイボールにすると…！

フルーティーなレーズンの甘味とナッツの香ばしさが口の中に広がる、ちょっとリッチな感じのシェリー系ハイボール！

になります！

「ザ・フェイマスグラウス」はスコットランドのハイランド地方で生産されているブレンデッドウイスキーです。
スコットランドでは、３０年間にわたり売り上げナンバー１だそうですよ。

ちなみに「グラウス」とは「雷鳥」のこと。
このウイスキーが発売されたのは１８９７年。
当時、ハイランド地方では狩猟が盛んで、特に雷鳥狩りが流行していたそうです。
また、雷鳥はスコットランドの国鳥にもなっています。
そこで、ウイスキーの名前に「グラウス（雷鳥）」とつけた…ということなんですね。

ただ、発売当初の名前は「ザ・グラウス」といって、「フェイマス（有名な）」という言葉はついていませんでした。

なぜ「ザ・グラウス」に「フェイマス」がついたのか。
実は、こんなエピソードが伝えられています。

「ハイランドには、夏になると、狩猟が盛んになり、多くの観光客が訪れていた。
「ザ・グラウス」はその観光客の間で人気となり、たちまち有名になった。
そのうちに、客が「ザ・グラウス」を注文する際、「あの有名な雷鳥のウイスキーを頼む」というようになった。
これを聞いた創業者の孫のマシュー・グローグ氏は
「観光客はみんな『有名な雷鳥のウイスキー』と呼んでいるのか」
と感心し、1905年に「ザ・フェイマスグラウス」という名前に改称した。

本当かどうかは分かりませんが、よくできた話ですね！

「ザ・フェイマスグラウス」には、マッカラン・ハイランドパーク・グレンロセス・タムドゥーをはじめ、６年以上熟成された４０種類以上の原酒がブレンドされているそうです。
また、グレーン原酒を加えたのち、「ダブルマリッジ製法」と呼ばれる、再度一年の追加熟成が加えられています。

さっそく飲んでいきましょう！

まずは香りから。

うん、少しアルコール感はあるものの、蜂蜜やリンゴを思わせるいい香りです！ちょっと柑橘系の香りもするかな。シェリー樽由来のレーズンの香りや、カカオのような香りも感じますね。いい感じです！

ストレートで飲んでみます。

口に含むと、蜂蜜やバニラの甘さが口に広がります！その後でレーズンっぽい香りがふわっと鼻に抜けて、後味はウッディな感じですね。ナッツのような香ばしさも感じます。

飲み口はライトで、やはりアルコールの刺激も少しありますが、あまり気になりません。
なかなか美味いです！

いよいよハイボールにしてみます！

やはりシェリー樽由来のレーズンを思わせる香りがふわっと立ち上がります。

飲んでみると、まず口に広がるのは、蜂蜜とレーズンの甘味。
さらに、ナッツのような香ばしさも感じます。

樽から来るウッディさや、若干の渋みも感じて、これがいいアクセントになっていますね～。
レーズンの甘味と合わさって、かなりリッチな感じ。美味いです！

甘めでフルーティーなので、食事と合わせるなら、スパイシーな肉料理がいいかな。また、食後にデザート的な感じでも楽しむのもありですね。

フルーティーなハイボールを飲みたいなら、外せない１本だと思います！
おすすめ度は★★★★★★★★星８つでした！