ニッカ フロム・ザ・バレル

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「ニッカ フロム・ザ・バレル」です!

これをハイボールにすると…!

蜜リンゴを思わせる香りと甘味、心地よい樽のウッディな風味と麦芽のコクを感じる、飲みごたえ抜群の激ウマハイボール!

になりました!

ニッカ フロム・ザ・バレル情報
原産国 日本
アルコール度数 51.4度
内容量 500ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト 余市蒸溜所・宮城峡蒸溜所のモルト原酒
価格 税込み2640~5000円程度(2022・9 現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ

OKKAが大好きで、今まで切らしたことがないウイスキー、それがこの「ニッカ フロム・ザ・バレル」です。

フロム・ザ・バレルの特徴は、何と言ってもその「濃さ」と濃密な「味わい」です。

通常のウイスキーは、瓶詰めされる前に「割り水」といって、ある程度の加水が行われます。フロム・ザ・バレルは、この加水を最小限にして、「できるだけ樽に入ったままのウイスキーの味わい」を追求しているんですね。
加水をしない、いわゆる「樽出し原酒」のことを「カスクストレングス」といいますが、通常シングルモルトかバーボンでしか行われません。
フロム・ザ・バレルはブレンデッドであるにも関わらず、その「カスクストレングス」と同様の濃さと味わいを持っているというわけです。これ、世界的に見てもかなり珍しいウイスキーなんじゃないかと思います。

これは、当時のニッカのマスターブレンダーである、竹鶴威氏の
「ブレンダーが実験室で飲んでいる、何も取り除かない、樽出しのありのままのウイスキーを飲むような体験をユーザーに味わってほしい」
と言う思いを形にしたものなんですね。

また、そのなめらかで濃密な独特の味わいは「マリッジ(結婚)」と呼ばれる製法によるものです。
「マリッジ」とは、熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽詰めし、数ヶ月ほど再貯蔵すること。
これによって、個性の違うウイスキーが結婚したかのように深く馴染み合い、調和の取れた美味しさが生まれるのです。

また、このボトル&ラベルデザインも特徴的。シンプルでカッコイイですよね!
なんと、1985年の発売から、このデザインはほとんど変わってないのです。

発売当時の新聞広告 フロム・ザ・バレル – ニッカウヰスキーデータベースwiki – atwiki(アットウィキ)より引用

この個性的な四角いボトルをデザインしたのは、グラフィックデザイナーの佐藤 卓氏。
「ロッテ キシリトールガム」や「明治 おいしい牛乳」などのデザインも佐藤氏によるものです。
どれもシンプルで印象に残るデザインですね。

どうしてこんなデザインになったのか、という理由は、氏の著書「クジラは潮を吹いていた。」で、次のように語られています。
「強くて濃いウイスキーが、どのようなボトルであるべきか。私は「小さな塊」にしたいと思った。濃いものは少ない量のほうが美味しそうである。・・(中略)・・味の濃いものは少ない量。つまり、小さな塊という隠喩に則ってこのような首の短い四角いボトルをデザインした。四角いボトルは同量の円柱ボトルとくらべ、正面から見て小さくなる。」

「フロム・ザ・バレル」は、濃密な味わいとコクをギュッと固めたウイスキーの「小さな塊」というわけですね!

ただ、一つだけ欠点を挙げるとすると、めっちゃ注ぎにくいんですよね…。直接グラスに注ぐと、たいていちょっとこぼれちゃいます…もったいない…。

でも、「ジガ―カップ」を使うとかなり改善されますよ!もし、同じ悩みを持っている方はお試しあれ!

さっそく飲んでいきましょう!

まずは香りから。

おー、バニラと蜂蜜の甘い香りがしますね。熟した蜜リンゴのようなフルーティーな香りもします。その奥に、スモーキーな香りもありますね。
アルコール度は51.4%とかなり高いのですが、ツンとくるような刺激はほとんどありません。

ストレートで飲んでみます。

まず、バニラと蜂蜜の甘さが口の中に広がります。そして濃密な、熟したリンゴやブドウのようなフルーティーな味わい。余韻にはウッディな感じが割と長く残ります。
やはりアルコール度が高いためか、最初はぐわっと口の中に広がる感じもありますが、すぐにすっと消えていきます。51.4度もあるのに、けっこうスムーズに飲めますね~。美味いです。

いよいよハイボールにしてみます!

リンゴのようなフルーティーな香り。
飲んでみると、バニラや蜂蜜の甘さ&蜜リンゴの濃密な甘さが口の中に広がります。
その後に来るのが、樽から来るウッディな風味と、麦芽のコク。

甘さにしても、ウッディな風味や麦芽のコクにしても、そのどれもが「分厚い」感じで、「いいウイスキーを飲んでるなあ」という気分にさせてくれます。

度数が高いので、炭酸で割っても、しっかりとした飲みごたえのあるハイボールになります。
これは美味いなあ…。

このウイスキーが、500mlとはいえ、3000円以下で売られているのはスゴイと思います。正直、味わいは12年物のシングルモルトに負けていません。むしろ勝っているところも多いかも。

ただ、かなりの人気のため、ちょっとプレミア価格がついて売られているのがネック。まあ、4000円前後なら十分買いだと思いますが…。

定価近くで買うなら、
①なんとか売っているお店を探す。(個人店なら、店主と仲良くなれば、入荷情報を教えてくれます。)
②ネットで定価販売している情報をゲットして、即行で手に入れる。

の2択でしょうか。(ちなみにOKKAは①です。)

とにかく美味いので、ウイスキー好きにはぜひ飲んでほしいと思います!
おすすめ度は★★★★★★★★★星9つでした!

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