グレンファークラス105

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです!

今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、100%シェリー樽熟成、しかもカスクストレングスのシングルモルト!

「グレンファークラス105」です!

これをハイボールにすると…!

濃厚なドライフルーツの香りと優しい蜂蜜と麦芽の甘味、赤ワインを思わせる心地よい渋味とクローブやジンジャーのようなスパイシー感を味わえる、リッチでパワフルなハイボール!

になります!

グレンファークラス105情報
原産国 スコットランド (スペイサイド地方)
アルコール度数 60度
内容量 1000ml
原材料名 モルト
蒸溜所 グレンファークラス蒸溜所
価格 税込み6800円~9700円程度(2024・1 現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ

「グレンファークラス105」を造っているグレンファークラス蒸溜所は、スコットランドの北東、スペイサイド地方にあります。

スペイサイドとは、その名の通り「スペイ川流域」のこと。他にも「ザ・グレンリベット」「グレンフィディック」「ザ・マッカラン」など、スコッチを代表する蒸溜所が立ち並んでいて、アイラ島と並んで「スコッチの聖地」と呼ばれています。

ちなみに「Glenfarclas(グレンファークラス)」はゲール語で『緑の草の谷間』という意味。その名の通り、蒸溜所の周りは緑の草原に囲まれています。

グレンファークラス蒸留所が創立されたのは1836年。しかし、これは書類上の創立年で、1791年の絵画にすでに蒸溜所が書かれていることから、実際はもっと古くから稼働していたと考えられています。
「1836年は英国政府に酒税を収め始めた悲しい記念年だ」というジョークもあるくらい、地域に根差した蒸溜所なんですね。

また、この蒸溜所は現在では珍しい「家族経営」の蒸溜所としても有名です。
創業者はロバート・ヘイという人物ですが、彼の死後、蒸留所は地元の農家であるジョン・グラントと、その息子のジョージの所有となります。そこから現在に至るまで、約150年の間、グラント家によって経営が継続されています。
家族経営されている蒸溜所は他に「グレンフィディック蒸溜所」がありますが、世界全体で見てもかなり希少だと言えます。

グレンファークラス蒸溜所の特徴は次の3つ。

①熟成にはすべてシェリー樽を使用しているということ。
②蒸溜に使うポットスチルがスコットランド最大級だということ。
③ガス直火による加熱で、蒸溜を行っていること。

こうした特徴が、グレンファークラスの唯一無二の味わいを作り上げているということなんですね。

さらに、グレンファークラスは「ブレンデッド用の原酒を造っていない」ことでも有名。それだけ「原酒」にこだわりがあるんですね。

今回紹介する「グレンファークラス105」は、1968年、4代目当主ジョージ・グラントが、業界初の「カスクストレングス」としてリリースされたボトル。
カスクストレングスとはボトルに詰める際、加水しないで原酒をそのままボトル詰めしたものです。(ただし、原酒同士のブレンドはしています。)
ファーストフィルシェリー樽熟成で8~9年程の原酒を主に使用しています。アルコール度数の異なる樽の原酒をブレンドして、アルコール度数を60%に調整してからボトリングしているということです。

ちなみに、「105」はブリティッシュプルーフと呼ばれる英国独自の単位で、0.571をかけるとアルコール度数に換算できます。105×0.571=59.955で、60度ということですね。
原酒にこだわりのあるグレンファークラスを代表するボトルです!

さっそく飲んでいきましょう!

まずは香りから。

まず感じるのは濃厚なドライフルーツの香り。レーズン、イチジク、ラズベリーなどの香りを感じます。
そこに加わるのは蜂蜜の甘い香り。さらに、赤ワインのような香りもありますね。
シェリー樽由来の、ちょっとゴムっぽい香りもしますが、それほど気になりません。
さすがにアルコールの刺激もありますが、これはいい香りですね~。

ストレートで飲んでみます。

さすがに60度あるので、アルコールのアタックがガツンときます!でも、ピリピリしたイヤな刺激はなく、まろやかな感じ。舌の上にはドライフルーツの甘酸っぱさと蜂蜜の甘味が広がり、赤ワインの渋味、樽由来のビターさ、スパイシーさもしっかり感じます
さすがにそのままはきつい感じなので、少し加水すると、アルコールの刺激は減り、フルーティーな香りが開いたようになって、かなり飲みやすくなりました。
やはりゴム感もありますが、イヤな感じはないですね。
余韻も長く、シェリー樽の特徴をしっかり感じられる1杯です。これは美味いですね!

いよいよハイボールにしてみます!

炭酸で割っても、香りはかなり濃厚なドライフルーツ。

飲んでみると、優しい麦芽と蜂蜜の甘味が口の中に広がります。鼻からは甘酸っぱいレーズンやラズベリーの香りが抜けていきます。
さらに、赤ワインの渋味、クローブやジンジャーのようなスパイシーな風味もありますね。
元が60度あるので、飲みごたえも抜群。リッチでパワフルなハイボールという感じです。これは美味いですね~。
ゴム感も少しありますが、他の要素が強いので、あんまり気になりません。

食事に合わせるのは難しいかもですが、やはりドライフルーツは合いそうですね!

また、価格も100%シェリー樽のカスクストレングスでこの値段(これでも数年前よりかなり上がった)は結構良心的だと思います。
また、なぜかネット価格では、700mlと1000mlであまり値段の差がない印象。
ボトルを購入するなら1000mlがいいかも!

おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました