グレンモーレンジィ キンタルバン14年

おすすめウイスキー

今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、「樽のパイオニア」ともいわれるグレンモーレンジィのシングルモルト!

「グレンモーレンジィ キンタルバン14年」です!

これをハイボールにすると…!

メープルシロップの甘味、ドライフルーツの酸味を感じられる、後口にダークチョコレートのような心地よいビターさが残る、濃厚でリッチなハイボール!

になりました!

グレンモーレンジィ キンタルバン14年情報
原産国 スコットランド (ハイランド地区)
アルコール度数 46度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 グレンモーレンジィ蒸溜所
価格 税込み7000円~8200円程度(2023・8 現在)
売っている所 酒類量販店・酒類専門店(個人)・ネットショップ

「グレンモーレンジィ蒸溜所」は、1843年、ウィリアム・マセソンによりスコットランドのハイランド地方に設立されました。

この蒸溜所の特徴は「樽のパイオニア」とも呼ばれていることからわかるように、「様々な樽を使って、原酒を後熟し、独特の香りや味わいを作り出している」というところ。
後熟とは、原酒を樽で熟成した後、最後に違う種類の樽に入れて数か月間~2年程度熟成させること。「追加熟成」とも言いますね。
今では多くの蒸溜所が行っていますが、グレンモーレンジィはその技術にいち早く取り組み、今では「デザイナーズカスク」と呼ばれる「後熟専用の樽」も多く生産しているそうですよ。
ウイスキーの熟成に初めてバーボン樽を取り入れたのもグレンモーレンジィだと言われています。

今回紹介する「キンタルバン14年」、もともとは「キンタルバン12年」として販売されていたののが、2019年に「14年」になりました。

さらに2023年には「オリジナル」「ラサンタ」「キンタルバン」のラベルを一新。
かなり現代的なラベルになりました。

今回紹介するのは旧ラベルになります。(個人的にはこっちのデザインのほうが好み。)

「キンタルバン」は、ラベルに「ポートカスクフィニッシュ」とあるように、10年熟成の「グレンモーレンジィ オリジナル」を、ポルトガルの酒精強化ワイン(アルコール度数を高めにしたワイン)である、ルビーポートワインの樽でなんと4年間も追加熟成させたものだそうです。

ちなみに「キンタルバン」は「キンタ・ルバン」と切って読むのが正しい読み方。
「キンタ(Quinta)」はポルトガル語で「ワイナリー」、つまりワインの製造所のことで、「ルバンRuban」はゲール語で「ルビー」を意味します。

さっそく飲んでいきましょう!

まずは香りから。

まず感じるのは、メープルシロップのような甘い香りです。それと同時に、オレンジやレーズンをドライフルーツにしたような甘酸っぱい香りもしてきますね~。
さらに、ナッツのような香ばしさ、ダークチョコのカカオを思わせるような香りもします。
これはいい香りですね。

ストレートで飲んでみます。

飲んでみると、口に広がるのはメープルシロップのような甘味。ドライフルーツの酸味も感じますね。
それらが混じった甘酸っぱい香りがふわっと鼻から抜けていくのがいい感じですね~。
アルコール度数が46度あり、グレンモーレンジィの中でも高めなので、飲みごたえもしっかり感じますね。
(ちなみに「オリジナル」は40度、「ラサンタ」は43度です。)

後に残るのは、ダークチョコのほろ苦さとウッディで心地よい渋味。
シナモンやクローブのようなスパイシーさもありますね。美味いです!

いよいよハイボールにしてみます!

ハイボールにすると、ストレートよりは弱くなりますが、メープルシロップの甘い香りとドライフルーツの香りをほんのり感じます。

飲んでみると、炭酸と一緒に、メープルシロップの甘味、ドライフルーツの酸味がぶわっと口の中に広がります。かなり濃厚な味わいで、若干酸味を強めに感じますね。後口にはダークチョコのようなほろ苦さが残って、いい感じです。
ちょっとタンニンの渋味も感じますが、それほど強くはありません。
なんか高級なハイボールを飲んでるなあ、という感じになりますね~。美味いです!
爽やかでごくごく飲めるというよりは、深い味わいでゆったりと飲みたいハイボールですね。

おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!

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