ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、キャンベルタウンのウイスキーの中では、かなり手に入りやすいシングルモルト!
「グレンスコシア キャンベルタウンハーバー」です!
これをハイボールにすると…!
梅酒を思わせるような酸味と甘味、ほんのりとした潮気とスモーキーフレーバー、樽由来のビターさを味わえる、爽快でバランスのよいハイボール!
になります!
グレンスコシア キャンベルタウンハーバー情報
原産国 スコットランド (キャンベルタウン)
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 グレンスコシア蒸溜所
価格 税込み3600円~4800円程度(2024・2 現在)
売っている所 酒類量販店(リカーマウンテン)・酒類専門店(個人)・ネットショップ
グレンスコシア蒸留所があるのは、スコットランド南西の港町、キャンベルタウンです。
この町は1800年代には約30以上もの蒸溜所があり、「ローランド」「ハイランド」「アイラ島」に並ぶ四大ウイスキー名産地の一つとして栄えました。当時、「世界のウイスキーの首都」と呼ばれたこともあったそうです。
しかし、品質より量を重視した生産体制で多くの粗悪品が生まれてしまったことや、アメリカでの禁酒法・大恐慌の影響のために、たくさんあった蒸溜所の多くが閉鎖の憂き目に合いました。
現在残っているのは、「スプリングバンク蒸溜所」「グレンガイル蒸溜所」そして「グレンスコシア蒸溜所」の3つのみ。
しかし、もちろん順風満帆で残ったわけではありません。
1832年に設立されたこの蒸留所も、他の蒸溜所と同様、1930年には多額の負債を抱えて閉鎖に追い込まれます。1933年には一時再興されますが、1982年に再び閉鎖。
1999年にはなんとか生産を再開しますが、生産量は少なく、経営もギリギリだったそうです。
潮目が変わったのは、2014年にロッホ・ローモンド社が買収してからです。ロッホ・ローモンド社は、蒸溜所を大きく改修し、生産力を強化したうえで、本格的な生産を始め、現在は年間80万リットルのウイスキーを生産しています。
スコッとランドの中ではまだまだ小規模と言えますが、キャンベルタウンの中では一番生産量が多い蒸溜所となりました。(「スプリングバンク蒸溜所」「グレンガイル蒸溜所」は共に75万リットル。)
「グレンスコシア キャンベルタウンハーバー」は、100%バーボン樽で熟成したシングルモルトです。
ラベルには「Sea Splay & Gentle Smoke(波しぶきと穏やかな煙)」と書かれてあり、キャンベルタウン特有の「潮気と優しいスモーキーフレーバー」が味わえることを感じさせますね。
ちなみに今回紹介するのは旧ボトル。2022年にラベルのデザイン変更がありました。
現行品はこんな感じです。(キャンベルタウンハーバーは一番左。)
さっそく飲んでいきましょう!
まずは香りから。
まず、梅酒のような甘酸っぱい香りを感じます。バーボン樽由来のバニラの香りもありますね。
潮の香り、それに、ほんのりとスモーキーフレーバーも感じます。
砂糖菓子のような甘い香りもありますね。
いい香りですね~!
ストレートで飲んでみます。
舌の上に広がるのは、バニラの甘味とクッキーのような香ばしさ。
鼻からは梅酒やリンゴのような甘酸っぱい香りが抜けていきます。その後にほんのりスモーキーな香りもありますね。
余韻には樽由来のビターさ、そして潮っぽさも感じます。
口当たりは軽めで、かなり飲みやすいですね。なかなか美味いです!
いよいよハイボールにしてみます!
香りはほんのり梅酒の感じ。
飲んでみると、軽めでとっても飲みやすく、ぐいぐい爽快にイケますね!
口の中に梅酒を思わせるような酸味と甘味が広がり、ほんのりとした潮気とスモーキーフレーバーも感じます。キャンベルタウンモルトならではの潮っ気も少し感じますね。
余韻にふわっと樽由来のビターさを味わえる、甘・酸・苦のバランスのとれたハイボールですね!美味いです!
シングルモルトだけに、軽さの中にもしっかりコクを感じるのもいいところ。
甘さも控えめで、ヘンなクセもないので、ほぼどんな食事にも合いそうです。
以前飲んだことのある「スプリングバンク10年」に比べると、やはり物足りなさは否めませんが、価格を考えると十分に「アリ」ですね!
正直、スプリングバンクの入手の困難さは異常ですので、お手軽にキャンベルタウンモルトを味わうのなら、最適解ではないでしょうか。
おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!
コメント