アイルオブラッセイ　バッチR-01.1

ハイ！OKKAです！

今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、スコットランドの小さな島で造られた３年熟成のシングルモルト！

「アイルオブラッセイ　バッチRー01.1」です！

これをハイボールにすると…！

穏やかな蜂蜜の甘味とライムのような柑橘感、穏やかなスモーキーフレーバーに樽由来のウッディなほろ苦さ、リコリスのような薬草の風味を感じる、複雑な味わいのちょっとドライなハイボール！

になります！

この「アイルオブラッセイ　バッチＲ-01.1」を造っているのは、ラッセイ島にあるアイルオブラッセイ蒸溜所です。２０１４年に設立され、蒸溜を開始したのは２０１７年という、かなり新しい蒸溜所なんですね。

ラッセイ島は、スコットランドの西側にあるスカイ島のすぐ東側にに隣接する小さな島。ヘブリディーズ諸島のひとつです。
人口は１２０～１４０名。もちろん、島の蒸溜所はここ１か所だけです。

アイルオブラッセイ蒸溜所を設立したのは、スコットランド出身の起業家であるビル・ドビー氏とウイスキーブレンダーであり、植物学者でもあるアラスデア・デイ氏。

蒸留の開始は2017年9月。主に「３年熟成」のウイスキーを造っています。「最高の３年熟成ウイスキーを造る」というのが、この蒸溜所のモットーだそうです。

そのためのこだわりのひとつが「仕込水」。
ダンカン山に降った雨は火山岩を通り、古い地層の砂岩によって濾過されます。
そのため、敷地内で汲みあげられた仕込水はミネラル分を豊富に含んでおり、それを醗酵に使用することで非常にフルーティな味わいが生まれるそうです。
通常、ウイスキーに使用される水は、ミネラル分の少ない軟水が多いのですが、ここではあえて硬水を使っているんですね。

もう一つのこだわりは「ユニークな樽熟成」。
使用している樽は主に「ライウイスキー樽」、「ボルドー赤ワイン樽」、そして「チンカピンオーク樽」の3種類。
これにピーテッドとノンピーテッドのスピリッツを詰めることで、計6種類の原酒を熟成しています。
この６種類の樽を様々な配合でブレンドすることで、独特の風味を作り出しているんですね。

ちなみに、チンカピンオークはミズナラと同種の木で、乾燥に時間がかかりますが、リコリスやローズヒップのような独特の香りが感じられるそうです。

「R-01」とは「Release 01」の略であり、「R-01.1」と名付けられた今回の商品はR-01のリリース第2弾となります。国内入荷数５４００本の限定生産のウイスキーです。

さっそく飲んでいきましょう！

まずは香りから。

蜂蜜＆フローラルな香りに、ちょっとライムを思わせるような柑橘系の香りも感じます。
さらに、柔らかい麦芽香と、焚火のあとにかんじるようなスモーキーさもありますね。
アイランズのモルトにしては、潮っぽさはあんまり感じないかな。
あと、３年熟成ということで、やはりアルコール感もちょっとありますね。まあ、慣れている人は気にならない程度です。

ストレートで飲んでみます。

穏やかな蜂蜜の甘味が口に広がり、そこに柑橘系の香りとスモーキーフレーバーがすーっと抜けていきます。ちょっと出汁っぽさも感じますね。麦芽の風味と、樽由来のほろ苦さが後に残ります。赤ワイン樽由来なのか、ちょっとタンニンのような渋みもあるかな。あと、リコリスのような薬草の風味も感じます。

やはりアルコールの刺激もありますが、複雑な味わいでなかなか美味いです！

いよいよハイボールにしてみます！

炭酸で割ると、穏やかな蜂蜜の甘味はありますが、ドライな印象。
柑橘感はハイボールの方が強く感じますね。
そこに、穏やかなスモーキーフレーバーに樽由来のウッディなほろ苦さ、リコリスのような薬草の風味と、けっこう複雑な味わいが重なっていきます。

飲んだ後は余韻は短めですっきり。これは美味いですね～。
合わせるなら肉料理ですね！肉の脂をしっかり流してくれそうです。
ただ、新規蒸溜所の３年熟成ということで、「若さ」を感じるのも事実。でも、ここからさらに美味いウイスキーを造ってくれるのではという期待もありますね。

また、限定生産にしては、まだ店頭やネットショップで希望小売価格（税込み７７００円）で買えるショップがけっこうあるのもいいところ。近いうちに上がっていくんじゃないかと思うので、買うなら今のうちかも？

おすすめ度は★★★★★★★星７つでした！