アイラ島スモーキーモルト7種類 ハイボール飲み比べ!

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです。
ウイスキーの生産がさかんなスコットランドの中でも、特に「ウイスキーの聖地」と呼ばれるのが「アイラ島」
独特なスモーキーフレーバーを持つシングルモルトは、世界中で愛されています。

今回はそんな「アイラ島のスモーキーモルト」7種類をハイボールで飲み比べていきます!

その7種類がこちら!

左から「カリラ12年」「キルホーマン マキーベイ」「アードベッグ10年」「ラフロイグ10年」「ボウモア12年」「ポートシャーロット10年」「ラガヴーリン16年」です!

ちなみに、アイラ島は、スコットランドの西側のヘブリディーズ諸島の南端に浮かぶ島です。大きさは淡路島より一回り大きいくらい。

2024年現在、9つの蒸溜所が稼働しています。(今後はさらに3か所の蒸溜所が建設予定です。)
設立が古い順に並べるとこんな感じ。

①ボウモア蒸溜所(1779年)
②アードベッグ蒸溜所(1815年)
③ラフロイグ蒸溜所(1815年)
④ラガヴーリン蒸溜所(1816年)
⑤カリラ蒸溜所(1846年)
⑥ブナハーブン蒸溜所(1881年)
⑦ブルックラディ蒸溜所(1881年)
⑧キルホーマン蒸溜所(2005年)
⑨アードナッホー蒸溜所(2019年)

この中で、ブナハーブン蒸溜所はアイラでは珍しくノンピートのシングルモルトを造っています。
また、アードナッホー蒸溜所は、2024年1月現在、まだオフィシャルボトルの販売はされていないようです。

今回はブナハーブンとアードナッホーを外した7つの蒸溜所のオフィシャルボトルをハイボールにして飲み比べ、ランキングをつけていきます!
(ちなみに、ランキングはあくまでOKKAの個人的な好みなので、そこはご了承ください。)

正直、どれも美味いのでめっちゃ悩みましたが…。

第7位!

「ラガヴーリン16年」です!

ラガヴーリン16年情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ラガヴーリン蒸溜所
価格 税込み9800円~12000円程度(2024・1現在)
売っている所 酒類量販店・酒類販売店(個人)・ネットショップ

ハイボールにして飲むと、口当たりはドライな感じですが、しっかり麦芽のコクを感じます。
ヨード香のするスモーキーフレーバーが心地よく鼻を抜けていき、口にはほのかな蜂蜜の甘味と、リンゴのようなフルーティーさが広がります。

さすがにストレートの時よりはスモーキーな香りはちょっと抑えられますが、逆に潮っぽい感じは増したように思います。しっかり飲みごたえのある贅沢で美味いハイボールですね!

グビグビ行くより、美味い肉料理と合わせて、ゆっくりと楽しみたい…そんなハイボールです!

ただ、やはりこれはストレートやロックでも飲んでほしい…。ハイボールだけだと、ちょっともったいない気がしますね。
それに、7本の中で一番高価で(16年熟成なので当然なのですが)、品薄で店頭ではなかなか手に入らないのもネック。ということで7位にしました。

第6位!

「カリラ12年」です!

カリラ12年情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 カリラ蒸溜所
価格 税込み5000円~6800円程度(2024・1現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

ハイボールにすると、スモーキーさやヨード香は穏やかになり、ふわっと柑橘系の爽やかな香りと、蜂蜜の甘い香りがします。

飲んでみると、ほのかな甘味が舌の上に広がり、鼻からは柑橘の香りとスモーキーフレーバーがすうっと抜けていきます。海の香りが感じられるような、爽やかでドライな飲み口ですね~。
これは美味いです!

海鮮系のおつまみと相性がいいんじゃないでしょうか。
実際、イカの塩辛をつまみにしたら、めっちゃ美味かったですよ!

ただ、他のボトルに比べると、ちょっとインパクトに欠けるかな…ということで6位にしました。

第5位!

「ラフロイグ10年」です!

ラフロイグ10年情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 43度
内容量 750ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ラフロイグ蒸溜所
価格 税込み5900円~7800円程度(2024・1現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

炭酸で割ると、ストレートの時よりもヨードの香りは少し薄くなって、木を焦がしたようなスモーキーフレーバーが目立つようになります。さらに、青リンゴのようなさわやかな甘い香りもしてきます。バニラの香りもしますね。

飲むと、やはりヨード香とスモーキーフレーバーが口の中に広がりますが、これが慣れるとクセになるんですよね…。最初は香りの大部分を占めていた薬品臭が、飲みなれるたびにだんだん気にならなくなって、青リンゴのフルーティーな香りやハーブの香り、さらにバニラのほのかな甘みを感じ取れるようになります。余韻に感じる潮っぽさもいい感じ。
こうなったらもう「美味い!」としか言いようがないですね!
ストレートだとちょっとオイリーな感じもしましたが、ハイボールにすると個性的ながら、かなり爽やかな飲み口になるのもいいですね~。

ただし、やはり独特なヨード香は慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
ラフロイグファンからは怒られそうですが、5位としました。

第4位!

「キルホーマン マキヤーベイ」です!

キルホーマン マキヤーベイ情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 46度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 キルホーマン蒸溜所
価格 税込み5700円~6600円程度(2024・1 現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

炭酸で割ると、甘さが抑えられる分、ピートがかなり効いた感じになります。
そこに、やはりレモン系の柑橘の香りもやってきて、なんとも爽やかなハイボールです!
原酒が若いだけあって、かなりパンチの効いた味わい。でもそれがいいんですよね~。
かなり美味いです!
もちろんヨード香もありますが、アードベッグやラフロイグに比べると穏やかな方です。少し塩気もあって「海の香り」って感じですね!
ラフロイグがダメだった人でも、これならいけるかも?

スモーキーフレーバー&柑橘&潮っぽさのバランスがめっちゃ良くって美味いので、4位です!

いよいよベスト3の発表!

第3位はこれ!

「ポートシャーロット10年」です!

ポートシャーロット10年情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 50度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ブルックラディ(ブルイックラディ)蒸溜所
価格 税込み5900円~6800円程度(2024・1 現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

炭酸で割ると、甘い香りが弱くなって、代わりにスモーキーな香りが前にやってきます。
と言っても、薬品のようなヨード香はほぼ感じないので、ラフロイグやアードベッグは苦手…という人でも大丈夫だと思います。

口の中にはバニラと麦芽の甘味と、青リンゴやレモンのような爽やかでフルーティーな味わいが広がります。
後口にはビターチョコのほろ苦さと、ほんのりスパイシーさも感じられて、これは美味いですね~。リッチで飲みごたえ抜群なハイボールという感じです。

かなり個性的なので、繊細な味付けの料理には合わせづらいと思いますが、肉料理にはバッチリじゃないでしょうか。
クセの強いチーズと一緒にゆっくり飲むのもいいですね。

ヨード香が苦手な人でも大丈夫!ということで3位です!

第2位!

「アードベッグ10年」です!

アードベッグ10年情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 46度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 アードベッグ蒸溜所
価格 税込み5200円~6800円程度(2024・1現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

香りはバニラ&スモーキー。ヨード香はストレートより穏やかになりますが、しっかり感じます。
飲んでみると、蜂蜜とバニラの甘味が口の中に広がり、その後にオレンジの甘酸っぱくて爽やかな柑橘感を感じます。
やはり磯っぽい感じもあり、ちょっと出汁感もありますね。これもまた良し!
ふわっと鼻から抜けていくスモーキーフレーバーがいい感じ!
余韻は麦芽のコクとほんのりスパイシーで、これはめっちゃ美味いですね!!

フェノール値は55ppmとラフロイグ(40~45ppm)より上ですが、実際に飲むと、アードベッグの方が飲みやすく感じました。やはり、甘味が強めなのがいい感じですね。合わせるならやはり肉料理かな。出汁っぽい感じもあるので、焼き魚なんかも合いそうですね。

もちろん、かなりスモーキーなので、飲む人を選ぶとは思いますが、ハイボールなら意外と初心者でもいけるんじゃないかと思います。

強烈なスモーキーフレーバーと、蜂蜜&バニラの甘味のギャップが魅力的ということで、2位です!

いよいよ第1位!

「ボウモア12年」です!

ボウモア12年情報
原産国 スコットランド (アイラ島)
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 ボウモア蒸溜所
価格 税込み4200円~6000円程度(2024・1現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ

ハイボールにすると、スモーキーフレーバーが穏やかになると共に、レモンのような柑橘系の香りが立ってきます。
飲んでみると、優しい甘味と酸味を感じます。そして、アイラモルトにしては穏やかなスモーキーフレーバーがふわっと心地よく香ってきます。シェリー樽由来のベリー系のフルーティーな味わいも感じますね。
最後はぐっとビターさが残り、全体を引き締めてくれる感じ。
うーん、これは美味いですね~!

もちろん独特なヨード香もしますが、ラフロイグやアードベッグよりは全然穏やかなので、「アイラモルト初心者」にもおすすめです!
合わせるのはやはりスモークチーズやスモークベーコンなどの燻製したおつまみ。また、イカの塩辛などの、ちょっとクセの強い海産物もいいですね!

何と言っても特筆すべきはそのコスパ!
ここ1~2年で少し高くなりましたが、それでも「12年熟成のアイラモルトが4000円台で飲める」のは魅力です!

味も「アイラの女王」と呼ばれるだけあって、スモーキーフレーバーと甘味、酸味のバランスが抜群!

アイラモルトを1本だけ、といえば、この「ボウモア12年」をおすすめします!

でも、始めにも言いましたが、正直どれを飲んでも美味いのは間違いありませんよ!

はまれば沼のアイラモルト、ぜひお試しください!

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