ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、世界5大ウイスキーに次ぐ6番目の生産地として名を馳せている台湾生まれのシングルモルト!
「カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ」です!
これをハイボールにすると…!
ベリー、洋梨、ライチ、マンゴーのようなフルーティーな香り、綿あめを口に含んだ時のような甘味、余韻にウッディな樽感とスパイシ―な風味を感じる、飲みやすいのにしっかりコクも感じるリッチな甘口ハイボール!
になりました!
カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ情報
原産国 台湾
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト
蒸溜所 カバラン蒸溜所
価格 税込み7500円~9500円程度(2023・10 現在)
売っている所 酒類量販店・ネットショップ
カバラン蒸留所は2006年、台湾東北部の宜蘭県(ぎらんけん)に設立された、台湾初のウイスキー蒸留所です。
それまでは「寒い地方で作られるのが常識」とされていたウイスキーを、台湾という亜熱帯で初めて作った蒸溜所が、カバランです。
ちなみに、「カバラン(KAVALAN)」というブランド名は、宜蘭県に広がる蘭陽平野の先住民、「クヴァラン族」から取られたということです。
カバランは、他の地域のウイスキーに比べて、ちょっと割高な印象がありますが、それもそのはず、台湾は気温が高いので、いわゆる「天使の分け前」といわれる樽からの自然蒸発の割合が、台湾では10%以上にもなるそうです。つまり10年くらいで樽が空っぽになっちゃうんですね。
(ちなみにスコッチでは2.5%程度。)
スコッチの4倍の速さで減っていくのですから、コストもかかるわけですね。
ただ、実は台湾東北部の気候は、スコットランドより平均気温は15度程度高いものの、寒暖差に関してはほぼスコットランドと同じだということです。
暑い地域でのウイスキーの熟成では風味を失いやすい傾向にありますが、この寒暖差があることで風味をしっかりと原液に残すことができるんですね。
減りが早いので、長期熟成はできないのですが、その分熟成が早く進む(スコットランドの3~4倍の早さ)ので、若い原酒でも十分コクや飲みごたえが出るというわけです。
カバランでは、さらに独自の酵母を使い、現代技術によって早期熟成をコントロールすることで、世界のどこにもない味わいのウイスキーを造ることに成功したのです。
カバラン蒸溜所で使われるポットスチルはすべてフォーサイス社製。
初留10基、再留10基の計20基という世界でもトップクラスの生産能力を有しており、バーボンやシェリーをはじめワインやポート、PX、モスカテルなどとても幅広い樽で最低4年の熟成を行っています。
今回紹介する「コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ」は、アメリカンオーク樽で熟成させ、その後、スペインの酒精強化ワインである「ポートワイン」の樽で追加熟成させたものです。
さっそく飲んでいきましょう!
まずは香りから。
やはりカバラン、フルーティーでめっちゃいい香りです!
トロピカル系のマンゴーやライチの香りもしますが、それに加えて洋梨や、ポートカスク由来と思われるベリー系のフルーツの香りもしますね。
さらに、バニラや蜂蜜の香りもします。
ストレートで飲んでみます。
まるで綿あめがシュワっと口の中で溶けていくような甘味を感じます!
それに加えて、洋梨、ライチ、マンゴー、ベリーといった様々なフルーツの香りと酸味が口の中に広がります。短期熟成(4年程度と言われています。)にもかかわらず、アルコール感は全くなく、非常に飲みやすいです!
余韻は樽由来のウッディな風味と、クローブやシナモンのようなスパイシーな風味がけっこう長く残ります。
これは美味いですね~。
いよいよハイボールにしてみます!
香りは洋梨&ベリー!ほんのり蜂蜜やバニラも感じますね。
飲んでみると、ストレートでも感じた様々なフルーツの香りと甘味、さらに綿あめのような甘味を感じます!
甘味だけではなく、しっかりと熟成感のあるコクも感じますね。
甘口でリッチなハイボールです!
余韻にほんのりウッディな風味とスパイシ―感が残るのもいいですね~。美味いです!
全体的な厚みという点では「クラシック」の方が上ですが、飲みやすさという点ではコンサートマスターの方が上かも。
甘口なので、食事にはちょっと合わせにくいかもですが、塩味の効いた食事と合わせるといいと思います!厚切りカットのフライドポテトなど、相性抜群じゃないかな。
これも、少しお値段は高いですが、その価値は十分あると思います!7000円台なら即買い!という感じですね。
おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!
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