オールドパー スーペリア 2000年代ボトル

おすすめウイスキー

今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、オ-ルドボトルの「オールドパー スーペリア」です。調べてみると、2000年代に販売されていたボトルのようです。

「オールドボトル」に明確な定義はないのですが、一般的には「特級表示があるもの」つまり1989年以前のものを指すことが多いようです。
でも、2000年代くらいのボトルも「発売されてから20年経っているボトル」ですから「オールドボトル」と言ってよいと思います。

これをハイボールにすると…!

蜂蜜とバニラの甘味、リンゴのようなフルーティーな香り、バターのようなコク、ジンジャーやクローブのスパイシーさを感じる、飲みやすいけど重厚感のあるハイボール!

になります!

オールドパー スーペリア 2000年代ボトル情報
原産国 スコットランド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
原材料名 モルト・グレーン
キーモルト グレンカダム・クラガンモア
価格 税込み4000~8000円(ネットフリマでの価格) 
   税込み12000~20000円(ネットショップでの価格 2024・1 現在)
売っている所 ネットショップ・ネットフリマ・酒類買取店

「オールドパー」の由来は、英国の伝説的人物トーマス・パーの名前です。トーマス・パーは1483年から1635年まで生きたと言われるという超長寿の男性でした。なんと152歳!!

この長寿で有名な人物の名をウイスキーに冠したのは、「長寿」=「ウイスキーの長期熟成」、「長寿による知識と経験」=「美酒を生み出すブレンド技術」になぞらえているから、ということだそうです。 

最初に「オールドパー」を販売したのはグリンリース兄弟。ウイスキーの販売を行っていた父の後を継ぎ、1871年、ウイスキーのブレンディングを行う会社「グリンリースブラザーズ社」をロンドンに設立しました。

この兄弟が「ウイスキーに不朽の価値を与え、末永く後世に届けたい」という想いから、自分たちが作り出したウイスキーに「オールドパー」という名を冠したということです。

「オールドパー スーペリア」の「スーペリア」とは「上級な」「高級な」という意味。

1989年に発売され、一旦終売になったようですが、復活を遂げ、現在リリースしているラインナップの中でも一番上位に位置するボトルとなります。
(左から「シルバー」「12年」「18年」「スーペリア」の順です。)

年数を表記しないのは、長熟の原酒と若い原酒を掛け合わせることで、「若さ」と「円熟味」が共存する、より味わい深いウイスキーを目指しているからだそうですよ。

今回紹介するのは2000年代のボトル。
実はこれ、開栓の時にコルクが折れちゃったんですよね…。(オールドボトルあるあるですが。)
本当はキャップの色は黒なんですが、今は別のウイスキーのコルクをはめています。

オールドボトルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。コルクが折れた場合についても書いていますので、ご参照ください。

さっそく飲んでいきましょう!

まずは香りから。

濃厚な蜂蜜とバニラの甘い香りがしますね。キャラメルのような香りもあります。
リンゴのフルーティーな香りもあり、その奥に少しスモーキーさとスパイシーさが顔をのぞかせているという感じです。
なかなかいい香りですね!

ストレートで飲んでみます。

口当たりはかなりマイルドな感じ。あまり重くはなく、すーっと入ってきますね。
でも、しっかりとしたコクも感じます。バターみたいな感じ。
蜂蜜、バニラ、キャラメルの甘さが舌の上に広がり、鼻からはすーっと熟したリンゴのようなフルーティーな香りも抜けていきます。少しスモーキーフレーバーもありますね。

余韻はジンジャーやクローブを思わせるスパイシーさがふわっといい感じで残り、樽由来のウッディなほろ苦さも感じます。
これは美味いですね!

いよいよハイボールにしてみます!

炭酸で割ると、ちょっとフルーティーな香りが目立ってくる感じ。
飲んでみると、蜂蜜とバニラの優しい甘味が口にすーっと広がります。甘酸っぱい感じもあるかな。
かなり飲みやすいんですが、バターのようなコク、長期熟成による重厚感も感じますね。

余韻はジンジャーやクローブのスパイシーさは残り、その後すっきりとキレる印象。
これは美味いですね!

現行品はかなりお高めですが、このオールドボトルはなぜかネットフリマではかなり安く手に入ります。
ネットショップではそこそこ高いので、買うならフリマかな。ただし保存状態がいいという保証はないので、そこは申し訳ありませんが自己責任で…。

おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!

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