オールド・リザーブ・ローヤル サントリー「昭和ウイスキー」3種 ハイボール飲み比べ!

おすすめウイスキー

ハイ!OKKAです。
サントリーと言えばまず「角」ですが、昭和の時代からあるこの銘柄を忘れてはいけません!
しかも、3種類とも原材料がすべて「国内製造」という、正真正銘の「ジャパニーズウイスキー」です!

今回はそんな「昭和ウイスキー」を、ハイボールで飲み比べしていきます!

その3種類はこちら!

左から、「オールド」「スペシャルリザーブ」「ローヤル」です!

まずは「オールド」から!

サントリー オールド情報
原産国 日本
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン(国内製造)
キーモルト 山崎蒸溜所 シェリー樽原酒
価格 税込み1600~2000円程度(2022・11 現在)
売っている所 一部コンビニ・スーパー・酒類量販店・ネットショップ

発売されたのは1950年!
そのボトルの形状から「ダルマ」とも呼ばれました。
バブル期の1980年にはなんと年間1億5000万本も売れたという、まさに「昭和を代表するウイスキー」ですね!

香りは「リンゴ&蜂蜜」。甘くてフルーティーで、めっちゃいい香りです。
炭酸で割ってもこれだけ甘い香りがするウイスキー、しかも1000円台ってあんまりないと思います!
飲んでみると、蜂蜜の甘さが口の中に広がり、熟したリンゴのフルーティーな香りが、シュワっと炭酸と共に弾けて、鼻から抜けていきます。
これは美味いですね~。
甘さの後には、ウッディな心地よい渋味が残り、それもすっと消えていきます。
山崎蒸溜所のシェリー樽原酒を使っているだけあって、ちょっと「山崎」感もありますね!
この価格帯のウイスキーとしては、かなりリッチな飲みごたえです。
これが1000円台で飲めるなんて…かなりコスパがいいと思います!
しかも、すべて国内製造の「ジャパニーズウイスキー」。さすがサントリーですね!

続いて「スペシャルリザーブ」

サントリー スペシャルリザーブ情報
原産国 日本
アルコール度数 40度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン(国内製造)
キーモルト 白州蒸溜所 モルト原酒(ホワイトオーク熟成)
価格 税込み2300~2600円程度(2022・11 現在)
売っている所 スーパー・酒類量販店・ネットショップ

発売は1969年!
大阪万博の1年前で、「海外に日本のウイスキーの良さを広める」ために造られたということです!

当時はシェリー樽原酒も使われていたということで、現在とはブレンドの構成も変わっているようですが、どうでしょうか。

炭酸で割っても、爽やかな青リンゴのフルーティーな香りを感じます。
飲んでみると、口当たりはとてもなめらか。すーっと喉まで入ってくる感じです。
スッキリしていて、3本の中では一番いい意味で「ウイスキー感」がない感じです!
ウイスキーが苦手な人でも、このハイボールは美味しく感じるんじゃないかな。
青リンゴの香り、バニラの甘さの他に、ちょっとハーブのような新緑を思わせる爽やかさも感じます!

このあたりがちょっと「白州ハイボール」に似ていますね。
もちろん「白州そっくり」ではありませんが、そのニュアンスは十分感じます。
白州が希望小売価格(税抜き4500円)ではほぼ買えないことを考えると、2000円台でこの「白州っぽい」味わいを体験できるのはいいですね!
3種の中ではもっともクセがないので、どんな料理にも合わせられそうなところもポイント高いです!

最後は「ローヤル」

サントリー ローヤル情報
原産国 日本
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン(国内製造)
キーモルト 山崎蒸溜所モルト原酒(パンチョン樽熟成)、白州蒸溜所モルト原酒
価格 税込み3000~3700円程度(2022・11 現在)
売っている所 スーパー・酒類量販店・ネットショップ

「ローヤル」の発売は1960年。
サントリー創業60周年を記念して、「オールド」を上回るサントリーのフラッグシップモデルとして発売されました。
1989年に、「響17年」が発売されるまでは、名実ともにサントリーの最高級ボトルでした。

その独特なボトルのデザインは、漢字の「酒」の右側の「つくり」の部分、「酉」をかたどったものです。さらに栓のデザインは、山崎蒸溜所に隣接する椎尾神社の鳥居をイメージしたものだそうです。

炭酸で割っても、香りは甘くてフルーティー。蜂蜜、バニラ、熟したリンゴ、桃、メロン…といった香りを感じます。

飲んでみると、バニラの甘さが口に広がり、熟したリンゴやメロンの香りがふわっと鼻を抜けていきます。
味わいは、やはり3種の中では一番高いだけあって、複雑で重層的な感じです。厚みがあってリッチですね~!
後口にはほんのり、樽由来のビターさが残ります。さらに香ばしいナッツのような風味もありますね。これは美味いです!
価格は3000円台と、ノンエイジのブレンデッドウイスキーとしてはまあまあ高い部類に入りますが、この味わいだと納得ですね。
もちろん、ストレートやロックでも美味いです!

3種類を飲み比べてみた感想はこんな感じ。

・「オールド」は熟したリンゴと蜂蜜の甘さをしっかり感じて美味い!
この価格で、シェリー樽の風味も味わえるとは、コスパも抜群!
甘いけど、その甘さが口に残ることはないので、食事にも合わせやすいです!
「安くて美味いウイスキー」ならオールドですね!

・「スペシャルリザーブ」は、「白州」を思わせる青リンゴの香りと、新緑の爽やかさが特徴!
とてもなめらかでスッキリしているので、ウイスキー初心者にもバッチリ!
いい意味でクセがないので、どんな料理にも合わせられます!和食だったらリザーブですね!

・「ローヤル」はやはり一番リッチで芳醇な感じ。バニラや蜂蜜の甘さ、様々なフルーツの香りを楽しめます!
ハイボールも美味いけど、ストレートやロックで飲んでも美味い!ちょっとウイスキーに慣れてきて、いろいろな飲み方をしたいという人には最適!


OKKAの個人的な好みでは、
1位 ローヤル
2位 スペシャルリザーブ
3位 オールド

でした!

でもほとんど僅差ですね!その時の気分や体調で順位も変動する感じです!

昭和を代表するサントリーの3種のウイスキー。ラベルは買われど、発売当時からボトルデザインがほとんど変更されてないところに、こだわりを感じますね。
「昭和のイメージ」があるからか、あまり若い世代には売れていない印象がありますが、この3種を飲まないなんてもったいない!
ぜひ味わってほしい3本です!

それぞれのボトルの詳しいレビューはこちら!

以上、サントリーの「昭和ウイスキー」3種飲み比べでした!

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