ハイ!OKKAです!
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は、オ-ルドボトルの「サントリーローヤル12年 黒ラベル」です!
調べてみると、1997年から2002年ごろに販売されていたボトルのようです。
ラベルこそ違いますが、漢字の「酒」の右側の「つくり」の部分、「酉」をかたどったボトルの形状や、山崎蒸溜所に隣接する椎尾神社の鳥居をイメージした独特な形状の栓のデザインは現行のローヤルと同じですね。
「オールドボトル」に明確な定義はないのですが、一般的には「特級表示があるもの」つまり1989年以前のものを指すことが多いようです。
でも、この「ローヤル12年 黒ラベル」も「発売されてから20年以上経っているボトル」ですから「オールドボトル」と言ってよいと思います。
これをハイボールにすると…!
熟した蜜リンゴやレーズンのような果実感、蜂蜜・バニラの甘さとダークチョコのほろ苦さ、樽由来のウッディな風味が心地いい、熟成感が感じられるなめらかハイボール!
になります!
サントリーローヤル12年 黒ラベル情報
原産国 日本
アルコール度数 43度
内容量 700ml
原材料名 モルト・グレーン
蒸溜所 蒸溜所
価格 税込み7000~11000円程度(ネットでの価格 2023・11 現在)
売っている所 ネットショップ・ネットフリマ・酒類買取店
「ローヤル」は1960年、サントリー創業60周年を記念して、「オールド」を上回るサントリーのフラッグシップモデルとして発売されました。
1989年に、「響17年」が発売されるまでは、名実ともにサントリーの最高級ボトルだったんですね。
作ったのは、サントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーでもある鳥居信治郎氏。80歳の時に、山崎蒸溜所に隣接する椎尾神社の鳥居にかかる桜吹雪を見て、その光景にインスパイアされ、このブレンドが完成したという逸話があります。2年後の1962年に、信治郎氏はこの世を去ってしまうので、彼の遺作でもあるんですね。
発売から60年の間に、ラベルはいろいろ変わりましたが、ボトルデザインは変わっていません。
「12年 黒ラベル」は1997年に発売されたボトル。
主に山崎蒸溜所・白州蒸溜所のモルト、知多蒸溜所のグレーンをブレンドし、12年以上熟成させたウイスキーです。海外原酒が入っているかどうかは分かりませんでしたが、当時は「ウイスキー冬の時代」と言われ、原酒が余っていた時期なので、おそらく国産原酒のみで造られていると思います。
現在はローヤルの年代物は販売していませんので、希少な1本ですね!
さっそく飲んでいきましょう!
まずは香りから。
甘くて華やかな香りです!かなり「濃い」感じの甘さですね。
バニラや蜂蜜の香りと、蜜リンゴを思わせる熟成感のあるフルーティーな香り。シェリー樽由来のレーズンの香りもします。
さらに、黒糖やダークチョコのようなほろ苦くて甘い香りも。
アルコール感やスモーキーさはほぼ感じられません。いい感じですね~。
ストレートで飲んでみます。
蜂蜜とバニラ、蜜リンゴ、レーズンの甘味と香りが口の中に広がります。
さらに黒糖やダークチョコのような心地よいほろ苦さもありますね。
甘さはけっこう長く舌の上に残り、最後に樽由来のウッディな風味が口の中に残ります。
これは美味いですね~。
いよいよハイボールにしてみます!
炭酸で割っても、蜂蜜、リンゴ、ダークチョコの香りが感じられます。
飲んでみると、熟した蜜リンゴやレーズンのような果実感、蜂蜜・バニラの甘さが、炭酸と共に口の中に広がります!
さらに、ダークチョコのほろ苦さがきて、最後は樽由来のウッディな風味が締めてくれます。
口当たりがなめらかでしっかりと熟成感も感じられますね~。美味いです!
甘味は十分に感じますが、甘すぎるということもないので、食事にも合わせられそうです。味の濃い肉料理とか、相性がいいんじゃないかな。
現行のローヤルと比べてみます。
やはり12年の方が味も香りも強い印象がありますね!
また、ダークチョコのようなほろ苦さは、現行品ではあんまり感じませんが、12年ではしっかり感じることができます。
じっくり味わって飲みたいなら12年がいいですね。
でも、爽やかな感じは現行の方が上。和食などの、あっさりした料理に合わせるなら、12年より現行の方がいいかも。
ネットでは7000~11000円と、結構高額になってますが、酒類買取店で直接買えば、もう少しお得に買えると思います。(OKKAは2023年の初めごろに5000円台で入手しました。)
オールドボトルはもう作られることはないし、価格も上がりこそすれ下がることは期待できないので、欲しいものが見つかればすぐにゲットするのがいいと思います!
おすすめ度は★★★★★★★★星8つでした!
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