ザ・マッカラン１２年　トリプルカスク

ハイ！OKKAです！
今回紹介する「ハイボールにおすすめのウイスキー」は「ザ・マッカラン１２年　トリプルカスク」です！

これをハイボールにすると…！

クリーミーな口当たりで、バニラの甘味と、青リンゴや洋梨のようなフルーティーな風味、レモンのような柑橘感が味わえ、後口にはほんのり樽由来のビターさとスパイシーさが残る、華やかでエレガントなハイボール！

になりました！

マッカラン蒸溜所の創業は1824年。今年で創業200周年を迎える、スコットランドでもかなり老舗の蒸溜所です。

スコットランド北部、スペイ川流域のスペイサイド地方にあり、２０１８年にはリニューアルされて、非常に近代的な蒸溜所になりました。

「自然との調和」をテーマに、６年の歳月と、日本円にして約２００億円の工費をかけて造られた蒸溜所は、５つの木造のドームからできています。

一般的な蒸溜所では、ウイスキーの製造過程である「糖化」「発酵」「蒸溜」はそれぞれ別の部屋・スペースで行うのが普通ですが、この新マッカラン蒸溜所では、巨大な部屋の中で一括して行われています。

また、使用する糖化槽(マッシュタン)はステンレス製で、容量は17トンとかなり大きいです。（ザ・グレンリベット蒸溜所のマッシュタンも同じステンレス製ですが、容量は13.5トンなので、その大きさが分かると思います。）

初回の蒸溜を行うウォッシュスチル（容量13000L）が12基、２回目の蒸溜を行うスピリットスチル（容量3900L）が24基あり、年間1500万Lのモルト原酒を生産できるというだそうです。

今回紹介する「トリプルカスク１２年」は、名前の通り、
①ヨーロピアンオークのシェリー樽
②アメリカンオークのシェリー樽
③アメリカンオークのバーボン樽
を使って１２年以上熟成させた原酒をブレンドして造られています。

マッカランと言えば、ストレートやロックで飲むというイメージがありますが、この「トリプルカスク」の場合は「ハイボール」がおすすめだそうですよ！

ちゃんと公式HPにも記載があります！

マッカランをハイボールで
スマートなボトルの中でライトゴールドの輝きを放つ、ザ・マッカラントリプルカスク12年。
そのエレガントなシングルモルトはソーダで割った瞬間、洗練を極めます。
まさにハイボールのための、ザ・マッカラン。
華やかな香り、爽やかな飲み心地、深く長い余韻、そしてエレガントな姿はスタイリッシュなシーンを演出し、くつろぎと高揚感が行き交うひと時を、軽やかな幸福感で満たします。

実際にこの通りの味わいなのか。

さっそく飲んでいきましょう！

まず香りから。

まず感じるのは、バーボン樽由来のバニラの甘い香り。それに加えて、青リンゴや洋梨、桃などのフルーティーな香りがぶわっとやってきます。また、シェリー樽由来のレーズンの香りも感じます。
さらに、少しレモンのようなシトラス系の香りもありますね。爽やかで瑞々しい感じの香りです。これはいいですね～。

ストレートで飲んでみます。

口に含むと、口当たりはちょっとクリーみーな感じ。まずバニラの甘味が口に広がります。ちょっとナッツのような香ばしさや、バターのようなコクも感じますね。

鼻からは様々な果実のフルーティーな香りが抜けていきます。青リンゴ、洋梨、マスカット、桃、レーズン、レモンなど。これは贅沢な感じですね～。
余韻には樽由来のビターさやスパイシーさが割と長めに残ります。
かなり飲みやすさもありながら、リッチで華やかな感じですね。これは美味いです！

いよいよハイボールにしてみます！

香りはバニラ＆フルーティー。
飲んでみると、口当たりはなめらかでクリーミー。麦芽のコクも感じますね。
口の中には、バニラの甘味と、青リンゴや洋梨のようなフルーティーな風味、レモンのような柑橘感が広がります。少しですが、シェリー樽のレーズン感もありますね。
後口にはほんのり樽由来のビターさとスパイシーさがいい感じで残ります。

様々なフルーツの香りと、麦芽のコク、樽由来のほろ苦さを感じることができる、華やかでエレガントなハイボールですね。
これは美味いです！

ちょっと残念なのは価格。
数年前までは、「シェリーオーク」「ダブルカスク」「トリプルカスク」の中で、この「トリプルカスク」が一番リーズナブルだったと思うのですが、現在はあまり見かけなくなり、ネットではシェリーカスクと同様かそれ以上の価格になっています。

「マッカランをハイボールで飲む」には、このトリプルカスクがおすすめだったのですが、この価格では「うーん」と唸らざるを得ません…。

食事にも合わせられるし、単体でも十分美味しいハイボールなのに…。

本当は★９つけたいんですが、価格が価格なので…。

おすすめ度は★★★★★★★★星８つでした！